bird、2ndシングル「センスとユーモア feat. スチャダラパー」配信開始 アルバムリリース記念ライブも決定【コメント多数到着】
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birdが、3月12日にリリースする12thニューアルバム「Reconnect」に先駆け、先行配信曲「センスとユーモア feat. スチャダラパー」の配信を各種サブスクリプションサービスで開始した。
本作は、音楽ファンから支持を集める冨田ラボこと冨田恵一が全曲フルプロデュースを担当。2006年の「BREATH」、2015年の「Lush」、2019年の「波形」に続き、4度目のタッグとなる。
アルバムには、ARIWA(ASOUND)とスチャダラパーをフィーチャリングに迎えた楽曲を収録。25周年を迎えたbirdが、これまで歌い続けてきたことへの感謝と、新たな未来への希望を込めた作品となっている。初回仕様限定のCDとLPには、冨田恵一とbirdによる合計10,000字を超えるスペシャルライナーノーツが付属する。
また、アルバムリリースを記念したライブ「bird “Reconnect” Live!」が、6月2日にBillboard Live OSAKA、6月4日にBillboard Live TOKYOにて開催されることも発表された。
先行2nd配信楽曲「センスとユーモア feat. スチャダラパー」について
スチャダラパーをフィーチャリングに迎えた本楽曲は、bird、Bose、ANIの3人によるリレー形式の作詞で制作された。SHINCOによるスクラッチも加わり、3組の個性が光る1曲に仕上がっている。
スチャダラパー コメント
(ANI)「birdさんとのレコーディングはとても楽しかったです。タイトルを自分のフレーズにしたいと言われて光栄でした。」
(Bose)「ラップの歌詞の中に「ヒゲラルキー」というちょっと変わった言葉をこっそり入れました。書き間違いかな?と疑問に思ったbirdさんがそれをネットで検索したら、その言葉を発明した「みうらじゅん」さんの名前が出てきて、少し混乱するという嬉しい因果などもあり(笑)、楽しいレコーディングでした。一緒に曲作りをするのは、たぶん15年ぶりぐらいですけど、変わらず凛とした歌声で素晴らしかったですね。」
(SHINCO)「意外に古い付き合いなのですが、あらためて一緒に曲を作るのは新鮮で楽しい経験でした。これからもよろしくです。」
bird コメント
「スチャダラパーさんにはfeat.で呼んでもらったり、DJ CELORYさんの作品でご一緒したりと以前からお付き合いがありました。頼れる先輩達の「センスとユーモア」が光るかっこいい1曲になっています。作詞は言葉を書く人がBoseさん、ANIさん、私の3人になるので、リレー形式でつないでいけたらおもしろいかなと思ってお願いしました。普段は1人での作詞作業、今回はお二人から言葉を受け取って書いていくことは、想像がどんどん膨らんでとても楽しかった!みんなの歌入れが終わった後、SHINCOさんがナイスなフレーズやスクラッチを入れてくれました!スチャダラパーさん、冨田さん、私の組み合わせ、いろんなシーンが駆け巡る音楽をぜひ体感してくださいね。」
冨田恵一 コメント(冨田恵一/bird執筆「Reconnect」スペシャルライナーノーツより一部抜粋)
「本曲は歌モノとしては最後に書かれたものだ。収録された形に落ち着くまで何パターンかの作曲を重ねる必要があった。他者の意見による改訂ではなく、私自身が納得のいく形にするまでの経緯の話だ。最初は全体にもっとファンク寄りのものだったが、メロディアスな部分が必要と感じ、改変を重ねた。ファンクの名残はテンポ・アップしたラップ・パートで聞かれる。改変を重ねるうち、シンガー主導ラップ曲の構成にはかなりの自由度を持たせられると感じ、メロウなヴォーカルに90年代末アプローチの管弦をあしらったフック→無調に近いラップ・パート→モンド・エキゾチカ・パート→フック→テンポアップしたラップ・パート→フックという構成ができあがった。まずbirdが冒頭フックの作詞をし、Bose、ANIが自身のパートのリリックを、続くパートをbirdが作詞、というようにリレー形式で作詞は進んだ。歌詞完成後、まずはbirdのVOを録音した(ちなみに今作で使用したのは冨田ラボ・スタジオのみ、使用したVOマイクはAUDIO-TECHNICA AT5047のみ)。SDPのレコーディングはまずは二人のラップとガヤ部分を録音、その後SHINCOの機材をセットして効果的なフレーズ、スクラッチを入れてもらった。作業は滞りなく進み、ライヴ・ドラムにラップ・パートから最後までマシン・ドラムが重なるという特異な音像も巧く処理できたと思う。」
先行1st配信楽曲「再び世界へ feat. ARIWA」について
先行配信されている「再び世界へ feat. ARIWA」は、Amapianoを取り入れた楽曲。ARIWAの歌唱力とbirdの歌声が重なり、力強い1曲に仕上がっている。
ARIWA コメント
「今回のお話を頂いた時は”なんで私?”とただただびっくりしました。届いたデモ音源にはすでにbirdさんの仮歌が入っていたんですが、そこにはデモとは思えない、力強くてしなやかで、そして高音や激しい跳躍など高い技術が求められるフレーズが続く中、それを感じさせず淡々と完璧に歌い上げるbirdさんの歌声が入っていました。そんなbirdさんの魅力が詰まった冨田さんプロデュースのトラックは、アーバンさと新しさが共存しており、私自身初めて挑戦する音楽であり、わくわくと興奮が止まらなかったことを覚えています。日本のFemale Singerを代表するbirdさんの25周年という節目で一緒に声を重ねられたこと、本当に嬉しく贅沢に感じております。birdさん、25周年おめでとうございます!! Reconnect!!」
bird コメント
「スピード感あるメロディーがかっこいい!冨田さんのアドバイスのもと、グルーヴや韻、言葉遊びなどにフォーカスしながら、歌詞を作る作業は刺激的でとても楽しかったです。いつか一緒に歌えたらいいなと思っていたARIWAさん。声と声が重なって「再び世界へ」は力強い1曲に!ARIWAさん、ありがとうございます。「あなたと世界へ 愛が踊るまで 重なる歌声 再び世界へ」この曲の歌詞の一部、個人的に気に入っているフレーズです。音楽を通して、みなさんと何度でもつながることができますように。」
冨田恵一 コメント(冨田恵一/bird執筆「Reconnect」スペシャルライナーノーツより一部抜粋)
「今プロジェクトで最初に作曲した曲だ。作曲にあたりbirdの歌唱を活かしきった、リードに相応しいものを、と考えていたとき、Amapianoが浮かんだ。Amapianoは南アフリカのハウス派生ダンス・ミュージックだが、2023年頃、30分くらいのDJミックスをYouTubeでよく観ていた。音色構成とリズム構築にたいへん魅せられたが、メロディはプリミティヴなものから洗練されたものまで幅広く、飽きずに聴けた。私とアフリカ音楽という大きな括りでいえば、高校のときに購入したアフリカ先住民の現地録音盤を原点とし、80年代のサリフ・ケイタ、モリ・カンテ、00年代に入って知るフェラ・クティなどに親しんでいたが、Amapianoはまったく違う音像でありながらリズム、メロディのフォルムには共通点も多く、そこに惹かれたのだろう。birdの歌唱とアフリカ的メロディの親和性を確信、そこを出発点として着手した。とはいえ完全なAmapianoフォームでの制作はライヴ・ドラムを中心とする今回の趣旨と離れてしまうので、1Bセクションからライヴ・ドラム、ベースを参入させることにした。そこでは知識としてのみ知っていたアフリカと南米音楽の共通性を体感し、2Aセクションのリズムはソンゴ(キューバ音楽のリズムの一形態)にした。プリフックでのキメと転調、4声ハーモニーを経て、Fm(Fマイナー・コード)一発のフックという斬新だが自然で美しい構成ができたと思う。そしてこの曲では、ゲストのARIWAの歌唱がとんでもなく素晴らしい。birdとの差異、親和性の両方を味わって欲しいが、最後のフックでのインプロがとてもエキサイティングだ。録音時、彼女の歌唱に関する伝統的な知識とそれを実現するテクニックには驚かされた。」
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