BTSファン「ARMY」に迫るドキュメンタリー、サウス・バイ・サウスウェスト映画祭でワールドプレミア上映

BTSのファン「ARMY」に焦点を当てたドキュメンタリー映画『FOREVER WE ARE YOUNG』が、10日（現地時間）サウス・バイ・サウスウェスト映画祭でワールドプレミア上映された。

BTSの音楽を再生

ARMYを主人公とした本ドキュメンタリーは、アメリカ最大規模のエンターテインメント・フェスティバルであるサウス・バイ・サウスウェスト映画祭の「24 Beats Per Second」部門に選出。本作は、単なるファンダムを超え、社会にポジティブな影響を与え、前例のない文化現象として位置づけられたARMYの姿を描く。

共同監督であり、カリフォルニア大学サンディエゴ校コミュニケーション学科教授のパティ・アンは、「BTSは音楽を通じて、自身を愛し、友情を大切にし、本当の気持ちを言おうというメッセージを伝えた。ARMYは配慮、共同体、ユーモア、喜びに根ざした新しいファンの文化を作った」と述べた。また、「このような文化的現象は以前には存在しなかった。ARMYは文化に対する考え方を変えた」と説明した。

分断が絶えない現代において、希望と団結の象徴となったARMYの活動は注目を集めている。性別、人種、年齢、国籍、言語、宗教を超えて結集したその姿は、観客に深い感動を与えることが期待される。「放送界のピューリッツァー賞」と呼ばれる「ピーボディ賞」受賞者であり、本ドキュメンタリーのもう一人の監督であるグレイス・リーは、「ARMYはBTSが音楽を通じて共有する価値観を実践している」と分析した。

また、「さまざまなバックグラウンドを持つ人たちが’ARMY’という名のもとに集まって、BTSのダンスをカバーし、コミュニケーションをとりながらサポートし合う。映画はARMYの多様性、価値観、集団の力を捉えた」と語った。

約3年の歳月をかけて制作された「FOREVER WE ARE YOUNG」は、ソウル、ロサンゼルス、テキサス、メキシコシティなど、世界各地で撮影が行われた。本ドキュメンタリーは、BTSを愛するすべての人々への賛辞であり、全世界のARMYに感動を与える作品となることが期待される。

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