2人組ロックバンド キンヨウノヨル、2年ぶり新曲「春を待つ」をデジタルリリース

sayuri(gt./vo.)と mie(dr./cho.)の2人組ロックバンド・キンヨウノヨルが、4月11日に2年ぶりとなる新曲「春を待つ」をデジタルリリースした。
本楽曲は、従来のオルタナティブロックを彷彿とさせるパワフルなサウンドと芯のあるボーカルに加え、今作からベースを導入したことで、これまでのベースレスサウンドとは異なる一面を提示している。オルタナティブや歌ものの要素を前面に打ち出しつつ、ベースが加わったことによる音の厚みとリズムの遊びが、緩急のある展開の歌ものとなり、キンヨウノヨルの新たな魅力を感じさせる一曲となっている。
また、本楽曲のリリースに合わせてリリックビデオが公開されているので、合わせてチェックしてみてほしい。
本人コメント
この曲は東日本大震災から10年経った2021年に土台ができあがりました。
当時中学生だった私から何か成長出来たと言えるものが今の私にはあるのか、と胸を張れずに気持ちばかりが足早になっていた2021年当時の私を残したく、この曲を音源として形にしました。
学生だったあの頃の記憶も鮮明さが欠けていき、思い出した頃には美化されたものだけが色映る気がしていて、そこから生まれるこの切なさを、切ないもののままにしてほしくない。
時代や社会、季節や人の気持ちといった、毎日目まぐるしく渦巻く物たちによって自分を失いやすい毎日だけど、そんな時は立ち止まってみて少し前の自分に戻ってみても良いんじゃないか。
この曲がそんな何かのきっかけになれたら良いなと思います。
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