(C)POPROD PRODUCTION (C)2025 BUSHIROAD MUSIC INC. (C)APDREAM
■2025.04.16『RealRomantic 1st LIVE “A New Semester”』Zepp Shinjuku (TOKYO)
数多くの人気アニメやアイドルの曲を手がけてきた作詞家・中村彼方がプロデュースする、ガールズアイドルグループ・RealRomanticがデビューを飾るファーストライブが、4月16日(水)にZepp Shinjuku (TOKYO)で開催された。真紅の制服を身にまとい、アグレッシブなダンスパフォーマンスで会場に詰めかけたファンを魅了した彼女たちの記念すべき初ステージのレポートをお送りしよう。
■「A New Semester(新学期)」にふさわしい初々しくも力強いパフォーマンス!
ガールズアイドルグループ・RealRomanticが、昨年末からのデビュー曲先行配信や、2月からの1st EPリリースイベントを経て、いよいよ1st EP発売と初のライブの日を迎えた。会場のZepp Shinjuku (TOKYO)は満員のファンで埋まり、彼女たちのデビューを見届けようと静かに熱気を溜め込むように開演の時を待っていた。
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そしてステージ上のスクリーンにはオープニングムービーが流れ始める。古めかしい学校の中に広がる古地図と、その上に浮かぶ7本の輝く鍵……それこそがRealRomanticだ。その鍵が新たな世界への扉を開くかのように、ステージの幕は開き大歓声の中で7人が姿を現しライブの幕が上がった。
紅い制服をまとった7人が披露するオープニングナンバーは、前日に配信が始まったばかりの新曲「ROMANTIC SEVEN」。メンバーそれぞれの名前と魅力が歌詞に織り込まれた自己紹介ソングでもあるナンバーを激しく情熱的なダンスとボーカルで唄い上げて、スタートから会場を盛り上げていく。
初めてのライブに来てくれたファンへ感謝の言葉を送りながら始まった2曲目は、1st EP収録のナンバー「Uncupid」。好きな相手の気持ちを射止めたい情熱を天使の矢になぞらえ、ダンスと熱唱で場内のファンへとぶつけていった。
「ありがとうございましたー! ついにこの日がやってまいりましたー!」
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ついに迎えたデビューライブに足を運んでくれたファン「Roseic(ロジック)」への挨拶と自己紹介でMCタイムがスタート。初めてライブでRealRomanticに触れる人も多数いることから、みんなに楽しく幸せな時間を届けたいと語る7人。
「私たちが紡ぐRomanticなストーリーをお楽しみ下さい」のメッセージと共に再びライブがスタート。アナログなノイズと共に始まるスローナンバー「Diamond」では、RIKKIとNANA二人で抱き合いながらのハーモニーとダンスに黄色い声援があがった。
再びスクリーンにはイメージムービーが流れ、7人になぞらえた輝く蝶たちが、学園の古地図に示された地下の庭園へと向かっていく。それを受けて1st EPのリードトラック「BLOOMING」がスタート。7人の個性が光るボーカルとアグレッシブなビートに載せて、息の合ったコンビネーションのダンスが繰り広げられ、情熱の花が咲き乱れるような思いを唄い上げた。
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続いてはカバー曲三連発。プロデューサーの中村彼方が日本語詞を手がけた少女時代の「GENIE」、RIKKI・YUI・HINA・NANA・SORAの5人によるIVEの「ELEVEN」、そしてKARINとRINによる中島美嘉の「桜色舞うころ」を力強く唄い上げる。特に「桜色舞うころ」はここまでのステージで披露した曲から一転してのバラードナンバーで、二人の力強く澄んだボーカルを場内の誰もが静かに聴き入っていた。
そしてスクリーンには地下の庭園に光の蝶の7人が辿り着き、千年の薔薇の花を咲かせて庭園を復活させたところで、ライブはいよいよ後半戦に。
■モノトーンをまとった7人の艶っぽさがファンの目を惹きつける!
ステージにはモノトーンにスパンコールをあしらった新衣装に着替えた7人が登場し、ミステリアスな雰囲気も加わった彼女たちにファンから大きな声援が送られる。ずっといい子じゃいられないという少女の気持ちを唄った新曲「AURA」に、1st EP収録の「Sleepless Lullaby」を、さらに激しさを増すダンスパフォーマンスと共に熱唱した。
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二度目のMCタイムでは、新曲と衣装についての様々なリアクションや、レッスンでの笑える出来事、そしてカバー曲にまつわるエピソードトークで盛り上がる。そしてライブはいよいよクライマックスに。
振り付けや構成を7人で考えたという「Candy Days」は、ポップなメロディに乗せて手を繋いだり抱き合ったりといった可愛らしいダンスを繰り広げながら、女の子の「夢」や「好き」の気持ちを唄い上げる。そして最後は全員で電車ごっこのようにステージを練り歩き、自撮りポーズでキメるという可愛さ満点のパフォーマンスを決めた。
そしてその盛り上がりのまま、ラストナンバーとなる1st EP収録の「スパハニ」になだれ込む。切れのある元気で可愛いダンスとボーカルで、共に未来へと進む7人の希望を唄い上げ、ファンと一体になって盛り上がりながらデビューライブを見事に締めくくった。
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だが、まだまだ彼女たちの歌を聴きたいファンからのアンコールがすぐさま起こり、場内に響き渡る。そして数分後、「ありがとうございましたー!」とファンの声援に応えながら、オーバーサイズのライブTシャツをラフにまとった7人が登場。夏に1stシングルとしてリリースされる新曲「ice cream LOVE」をサプライズ披露し、疲れを見せない激しいパフォーマンスとキュートな歌詞でファンと共に盛り上がった。
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そして「Uncupid」が日本テレビ系で放送中の朝の情報番組『DayDay.』の5月度エンディングテーマに決定するなどの告知や、場内のファンと共に記念撮影をした後、最後の挨拶として「この日を迎えるまで支えてくれたスタッフやファンのみんなに感謝します」「今日の景色は一生宝物です」といった今日のライブへの思いを7人が語っていき、話ながら涙ぐむ一幕も。
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そして「Zepp Shinjukuー!」の叫びと共に始まった正真正銘のラストナンバーは、再びの「BLOOMING」。ライブ前半の時とは違い、「みんなの声聞かせてくださーい!」と笑顔でファンと共にコール&レスポンスを決めたり、後半はダンス抜きでみんなの声援に応えながら唄うなど、ファンと一体になってデビューライブ完走を喜びあってのラストとなった。
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最後はステージを巡りながら全方位のファンに深く一礼して感謝を示し、「本日は本当にありがとうございましたー! まあ会いにきてねー!」と名残惜しそうに声援に応えながら、ステージを後にした。
デビューライブとは思えない堂々として華やかなパフォーマンスで会場を沸かせたRealRomantic。見事なスタートを決めた彼女たちがどんなステージをこれから繰り広げていくかに注目だ。
取材・文:斉藤直樹
広告・取材掲載