ブライアン・アダムス、初めてのギター購入について回想

ブライアン・アダムス(65)が初めて手に入れたギターについて明かした。26歳の時にリリースした大ヒット曲「Summer of ’69」(邦題「想い出のサマー」)で1969年に安物雑貨店で初めてギターを買ったことを歌っているブライアン、実際に手に入れたのはそれから2年後だったそうだ。
英バンド、スクイーズのクリス・ディフォードのポッドキャスト「アイ・ネバー・ソウト・イット・ウッド・ハプン」に出演したブライアンはこう話す。「叔父にエレキギターが買いたいと言ったら、レディングの楽器店に連れて行ってくれたんだ。その時のギターはまだ持っているよ。イタリア製のストラトキャスターのコピーでね」
イングランドのレディングに住んでいた叔父を訪ねた際にギターを買ってもらったブライアン少年は当時12歳、1971年のことだったそうだ。当時ブライアンの家族は父親がカナダ大使館に外交官として赴任していたため、頻繁に引っ越しをしており、その後家族はイスラエルへ1年間移住、カナダに戻る前にそのギターを友人に譲ってしまい、帰国後新たなギターを買ったという。「「何で手放してしまったのか?」って感じだった」「(何年もの月日が過ぎてから)あのギターを返すっていう内容のメールを受け取ったんだ」「「1970年の君のギターを持っているけど、返して欲しいかい?」って。「もちろんだよ。ありがとう」って僕はなってね」
しかしその後メールの送り主からは返信がなく、10年ほどが過ぎもう二度と会えないと考えていた頃にブライアンはベルリンのクラブで、そのギターを持っている人物と突然の再会を果たすことになる。「「君が子供の頃のギターを持っている。住所を教えてくれれば送る」って。僕はといえば「ちょっと待ってくれ。94年にメールをくれた人かい?」って聞いたら、「ノー。彼の友人だ。彼は飛行機事故で亡くなった。僕に託していったんだ。彼は君に渡すと言っていたよ」って」「馬鹿みたいな話だけど、実際に起きたことさ」
そのギターは改造されていたものの、ブライアンは修復をしなかったそうで、「何度か弾いてみたけど、ネック部分が改造されていると思う。歴史の一部だ」と続けた。
ちなみに「Summer of ’69」の共作者であるジム・ヴァランスにとっての初めてのギターは1965年のクリスマスのことで、同曲の内容は両者にとって事実とは異なるものだったようだ。
以前ブライアンは同曲についてこう話してもいた。「多くの人がその年(1969年)について歌っていると思っている。けど実際は夏に愛し合うことがテーマさ。69は性的な意味で使っているんだ」
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