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シンディ・ローパーが初日公演カーテンコールにサプライズ登場~BWミュージカル『キンキーブーツ』東京公演開幕

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初日公演カーテンコール、中央=シンディ・ローパー

初日公演カーテンコール、中央=シンディ・ローパー (写真:岡千里 キセキミチコ)

2025年4月27日(日)、ブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』東京公演が東急シアターオーブにて開幕した。そして初日公演のカーテンコールには、演出・振付のジェリー・ミッチェル、アソシエイト・コレオグラファーのラスティ・モワリ―と共に、なんと、日本公演4回目にして初めて音楽・作詞のシンディ・ローパーがサプライズで登壇し、客席を大いに熱狂させた。

【動画】BWミュージカル『キンキーブーツ』初日公演カーテンコールより

 

経営不振に陥った老舗の靴工場の跡取り息子チャーリーがドラァグクイーンのローラに出会い、差別や偏見を捨て、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生する過程が描かれた同名イギリス映画(2005年公開)をミュージカル化した本作。日本で4回目の上演となる今回はキャストを一新。次世代のミュージカルスターが勢ぞろいし注目を集める。

靴工場の跡取り息子チャーリー役には、映画『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』の公開を控える東啓介と、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』への出演が決定している有澤樟太郎。ドラァグクイーンのローラ役には、ミュージカル『マタ・ハリ』への出演を控える甲斐翔真と、ミュージカル『マリー・キュリー』の出演が発表された松下優也。

4/26 ゲネプロより (写真:岡千里 キセキミチコ)

4/26 ゲネプロより (写真:岡千里 キセキミチコ)

4/27 ゲネプロより (写真:岡千里 キセキミチコ)

4/27 ゲネプロより (写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

公演初日に先立つ、4月26日(土)と4月27日(日)には公開ゲネプロ(総通し稽古)が行なわれた。

26日(土)ゲネプロのキャストは、チャーリー・プライス役=東啓介、ローラ役=甲斐翔真、ローレン役=田村芽実、ニコラ役=熊谷彩春、ドン役=大山真志、ジョージ役=ひのあらた、という布陣。

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

そして27日(日)ゲネプロのキャストは、チャーリー・プライス役=有澤樟太郎、ローラ役=松下優也、ローレン役=清水くるみ、ニコラ役=熊谷彩春、ドン役=大山真志、ジョージ役=ひのあらた、という布陣。

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

(写真:岡千里 キセキミチコ)

また、26日(土)は、東啓介(チャーリー役)、有澤樟太郎(チャーリー役)、甲斐翔真(ローラ役)、松下優也(ローラ役)、ジェリー・ミッチェル(演出・振付)による囲み取材会も行なわれた。各登壇者のコメントは次のとおり(挨拶順)。

■ジェリー・ミッチェル(演出・振付)

とてもワクワクしていて高揚感でいっぱい、最高の気分です。
キンキーブーツという作品は、若い男性が本当の自分や誠実であることの大切さを発見していく物語です。キャストそれぞれに渡さ れているマテリアルは同じですが、個々の方向で輪郭を形作って役を見つけています。全員が自分の役に自信を持っています。これは我々の物語です。観客の一人一人が舞台上のローラやチャーリー、ローレン、工場員やエンジェルスの一員の中に自分を見つけ出します。また、これはコミュニティの話でもあり、お互いを受け入れることで最高の自分になれます。だからこの作品は愛される のだと思います。

■東啓介

ようやく初日を迎えるということで、お客様に新しいメンバーをお披露目できることがとても楽しみです。
『キンキーブーツ』は台詞までも秒単位で時間が決まっており、どんどん喋ってどんどん物語を進める必要があって、序盤の稽古では 慣れが必要でした。観ている側と演じる側は全然違います。ただチャーリーに比べるとローラは劇中で何回もメイクや衣裳が変わる ので、そういった大変さもあると思います。そしてこのメンバーは全員が高身長なので、物理的に目線が合うことがとても新鮮でした(笑)。

チャーリーの成長やローラの言葉を通して、今まで気づけなかったことに改めて気づけるし、他人を受け入れることができる。更に舞台上でキャストがリアルに生きているからお客様が自分を投影できて、自分自身を受け入れることにも繋がる。それが『キンキーブーツ』が愛される1つの魅力だと思います。もちろん音楽もとても素晴らしいので、是非楽しんでいただきたいです。

■有澤樟太郎

クリエイタースタッフの皆さんに『キンキーブーツ』という作品やチャーリー・プライスとしての生き方、ノウハウを沢山教えていただいて、最後にジェリーに魔法をかけてもらいました。
ずっと夢見ていた『キンキーブーツ』なので、ずっと楽しくて仕方ないです。お客様が熱狂する姿を想像しながら稽古していましたが、 期待を超える作品になったと思います。「自分が変われば世界も変わる」という台詞の通り、演じていても1人の演技が変わるとみんないろいろな方向に変わっていくので、そのライブ感が魅力です。明日はどうなるんだろうと毎日楽しみです。
この作品を創ってきた人たちの愛が素晴らしく、その愛をお客様に受け継いでいかないといけないと思っています。今カンパニーの士気が最高潮に上がり切っていて、本番までにやり残したことはまったくありません。お客様に観ていただいて、早く2025年の『キンキーブーツ』を完成させたい気持ちでいっぱいです。とても楽しみです!

■甲斐翔真

本当に初日って来るんだろうか?と思うくらい現実味がないまま稽古を積み重ねてきましたが、この作品は最後のピースであるお客様が入った瞬間に出来上がるものだとつくづく思います。なので明日の初日が楽しみで仕方がないです。僕自身も楽しんで、お客 様にも楽しんでいただけるように精一杯頑張りたいと思います。
素晴らしいプロの方々のおかげで“甲斐翔真”が消えて、“ローラ”になれたなと思います。120点です(笑)。
僕は初演から一観客として観させていただいていましたが、実際演じてみると「こんなにもローラって休憩ないんだ!」と思いました(笑)。袖でも休憩中でもお化粧直しや衣裳替えがあるので、公演が始まると一瞬で時間が過ぎていきます。考える間もなくただローラを生きるということが貴重な体験です。
この作品はとても楽しくハッピーなミュージカルですが、現代を生きる僕たちにとって大事なものを思い出させてくれる作品でもあると思います。「1人の人間として自由に生きて、本当になりたい姿になる。それこそが人間の最も美しい瞬間である」という考えを持つローラを僕は1人の人間として演じさせていただいています。そういう純粋さが世界中の皆さんに愛されている理由だと思います。

■松下優也

皆さんご機嫌よう、松下優也役のローラです!…今、こんな気持ちです(笑)。
稽古初日から『キンキーブーツ』という作品にリスペクトを持って挑ませていただきました。普段初日前は緊張していることの方が多いのですが、今回はライブ前のような高揚感があり、すごく楽しみです。
ローラの姿になるとスイッチが入る感覚があります。ヘアメイクさんや衣裳さんの手によってローラを作り上げていただいていて、とても感謝しています。日に日にブラッシュアップされているので、今日が一番最高のローラですが、明日はもっと最高のローラです!稽古中はチャーリーの方が台詞も歌も多くて大変そうだなと思っていましたが、劇場に入ったらローラの方が大変(笑)。舞台に出ていない時間も着替えやメイクがあって、常に何かしています。スタッフさんの連携が素晴らしいです。
『キンキーブーツ』はとても華やかな舞台ですが、それでいてすごく繊細な部分があって、その差が好きなところです。ローラ自身も派手に見えますが、根底には抱えている過去がある。そういったところでお客様に寄り添えていて、「本当の自分を探し求めるあなた」に愛される作品だと思います。もちろん愛されている理由には「私たちローラが最高だから!」というのもありますけどね(笑)。

左から 東啓介、有澤樟太郎、甲斐翔真、松下優也、ジェリー・ミッチェル (写真:岡千里 キセキミチコ)

左から 東啓介、有澤樟太郎、甲斐翔真、松下優也、ジェリー・ミッチェル (写真:岡千里 キセキミチコ)

ブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』東京公演(東急シアターオーブ)は5月18日(日)まで上演され、その後、5月26日(月)~6月8日(日)には大阪公演がオリックス劇場でも上演される。

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