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コロムビア、3期振りの黒字化を達成

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コロムビアミュージックエンタテインメントは5月12日、2010年3月期(2009年4月1日から2010年 3月31日まで)の連結業績が確定し、3期振りの黒字となった。

通期連結売上高は、181億4千2百万円(前期比1.6%減)であったが、同社J-POP作品、アニメ作品、エデュケーショナル作品を始めとする制作作品の好調と、報酬・給与の削減および退職給付費用の減少により、営業利益 3億3千7百万円(前期は、9億2千2百万円の営業損失)、経常利益 3億1百万円(前期は、8億9千万円の経常損失)と3期振りの黒字となった。

特別損益は、特別利益 13億2千7百万円、特別損失 10億5百万円を計上しており、その内訳は、退職給付債務の減少に伴う特別利益 9億7千1百万円、本社移転に係る特別利益 2億9千9百万円ならびに、クリエイティヴ・コアに対するのれんおよび同社の保有する映像・音響機器などの減損損失 6億4千8百万円、株主異動関連費用 2億6千万円となっている。この結果、当期純利益は、5億6千9百万円(前期は6億3千2百万円の当期純損失)となった。

また、コロムビア社は、継続的構造改革による引き続いての利益計上の予想と、必要資金手当確保ができていることから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象または状況に関する重要な不確実性は払拭されたと判断。当期末より「継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況」の注記を解消する。

2011年3月期については、通期連結売上高は158億円を予想しており、営業利益2億円、経常利益1億8千万円、当期純利益5千万円を予想している。

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