ユニバーサル、メディア懇親会を開催
30日、渋谷・セルリアンタワー東急ホテルにてユニバーサル ミュージックのメディア懇親会が開催され、2010年の総括と2011年の事業展望を同社CEO兼社長 小池一彦氏らが発表した。
2010年は、主にA&Rの強化を実施。K-POPやアイドル、「大人の音楽」をコンセプトとした作品をリリースし、アーティストの多様化を実現したほか、新人8組が10万枚以上のセールスを記録し、新人アーティストのブレイクにも繋がった。また、ゴールド認定作もシングル5曲、アルバム9作と断続的なヒットも生み出している。
また、マーチャンダイズ、企業間取引、アーティスト別ECサイト(eCRM)など、ニュー・ビジネスにも注力。マーチャンダイズは開始から3年ほどで黒字化を達成し、企業間取引やアーティスト別ECサイトも順調に成長しているそうだ。
この結果2010年は、売上高は前年比で微減ながらも、マーケット・シェアは前年以上の16%以上を達成する見込み。また、ニュー・ビジネスは、売上高ベースで前年比2.4倍の増収となる見込みだ。
そして、2011年は、給与体系の見直しや、A&Rに特化したトレーニングを取り入れ、引き続きA&Rの強化を継続し、8組以上の新人のブレイク、前年比10%以上のアーティスト・ロースター(リスト)拡充を目指す。
さらに、サブスクリプション事業へ積極的に参加し、音楽配信事業の増収や音楽市場の活性化、違法ダウンロードの縮小に努めるほか、邦楽アーティストのマーチャンダイジングの展開、マネジメントの強化で更なる360度ビジネスを展開していく。
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