JASRAC、チャリティーコンサート等の著作物使用料を免除
日本音楽著作権協会(JASRAC)は、東日本大震災の被災者の支援や、被災地の復興を目的として開催されるチャリティーコンサート等の著作物使用料を無償許諾することを発表した。
【無償で許諾する範囲】
2011年3月11日以降に開催される催物のうち、以下の事項を満たす著作物の演奏利用、及び当該催物に付随するプログラム、チラシ等の出版利用。
【必要事項】
- 入場料として得た収入を全額寄付していただく必要があります。
(会場費など、チャリティーコンサート等を開催するために必要な経費は除きます。) - 全額寄付という趣旨から、参加する出演者は報酬を受けられません。
- 寄付先は、義援金等を管理する地方自治体や日本赤十字社等、被災地支援及び被災地の復興という目的に適っている団体であることが必要となります。
- あらかじめ「利用許諾申請書」に「無償許諾申込書」を添付して、所定の手続きを済ませてください。
- 寄付を行った後、速やかに収支決算書、経費の領収書、及び寄付先の領収書を提出してください。
- チャリティーコンサート等用にプログラム等を作成する時には、JASRACからの無償許諾を得ていると掲載してください。
また、被災者の支援、被災地の復興のためJASRACとしての義援金3,000万円の拠出に加え、JASRAC会員・信託者からの義援金を募集することも発表。
会員・信託者からの義援金の募集に加えて、3ヵ月ごとに分配される著作物使用料の一部を拠出する。
著作物使用料の拠出にあたっては、会員・信託者自身の希望により、拠出する範囲(作品、期間、支分権など)を決定することができる。
▼日本音楽著作権協会(JASRAC)
→ http://www.jasrac.or.jp/
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