広告・取材掲載

レコ協『違法配信に関する利用実態調査』結果を公表~違法配信が正規配信の10倍に

ビジネス

日本レコード協会は、「違法配信に関する利用実態調査」を2010年8月に実施し、その報告書をとりまとめた。

今回の調査は、パソコンと携帯電話における違法ファイルなどの利用状況を調べており、動画配信サイトからのダウンロードの利用率が29.6%、認知率が68.1%と、いずれもP2Pファイル共有ソフトやその他のパソコンサイト、携帯電話向け掲示板サイトなどより高い割合を占めていることが特徴として挙げられている。

なお、違法ファイル等の推定ダウンロード数は43.6億ファイルで、正規有料音楽配信の2010年ダウンロード数4.4億ファイルのおよそ10倍となる。また、これを正規音楽配信の販売価格に換算すると6,683億円となり、正規音楽配信の2010年間売上860億円のおよそ8倍に相当する。

報告書は、同協会ウェブサイト(URL:http://www.riaj.or.jp/)からダウンロードするか、同協会広報部へ問い合わせることで入手できる。
 


【関連記事】
レコ協、2010年度「音楽メディアユーザー実態調査」実施
ファイル共有ソフトの利用実態調査まとまる~5.8%が現在も利用
携帯向け違法音楽DL、ユーザー利用実態調査発表