音楽ファイル不正アップローダー7名の情報開示請求を実施

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日本レコード協会会員レコード会社8社は、12月22日までにインターネットへの接続を提供するインターネットサービスプロバイダ(ISP、以下「プロバイダ」)4社に対して、今年10月にグヌーテラ(gnutella)ネットワークを利用して権利者に無断で音楽ファイルを公開していた7名の氏名等の開示を求める請求を行った。

この7名は、グヌーテラ(gnutella)ネットワークに接続するファイル共有ソフト「Limewire」や「Cabos」を悪用して権利者に無断で音楽ファイルを公開し、同レコード会社が持つ著作隣接権(送信可能化権)を侵害していた。このため、「プロバイダ責任制限法」第4条第1項に基づき上記プロバイダ4社に対し7名の住所、氏名等の情報の開示を求めたもの。

また、同協会は「ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会(CCIF)」に今年4月から参加し、Winnyを利用して音楽ファイルなどをアップロードしているアップローダーに対して注意喚起するメールの送信をプロバイダに依頼しており、12月22日までプロバイダに対し既に1,034通のメール送信の依頼を実施している。
 


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