国際放送機器展「Inter BEE 2011」フォトレポート
音と映像と通信のプロフェッショナル展として、国内外のトップレベルの放送機器、映像機器、音響機器、照明機器、周辺アプリケーションやソリューションが一堂に会する国際展示会「Inter BEE」。今年も千葉・幕張メッセにて本日16日より18日まで開催中だ。
出展は800社(うち海外34カ国・地域から466社)を数え、出展者の国/地域数は過去最多となる35カ国/地域となっており、来場者にも外国、特にアジア圏の来場者が目立ち、Inter BEEが国際的な技術交流&広範な需要開拓の場としてより活発なものとなっているように感じた。また、今開催より、クロスメディアとデジタルコンテンツを訴求する新部門「クロスメディア部門」を新設するなど、新たな局面に入っている「Inter BEE 2011」。
今年もMusicman-NETではプロオーディオ部門を中心に、現地の様子をお届けする。
会場向かって右側を占めるプロオーディオ部門の展示。やはり華やかだ。
ヤマハ(株)
http://proaudio.yamaha.co.jp
ヤマハの新製品はもちろん、グループ会社である『スタインバーグ』『NEXO』もヤマハブース内で出展。
【出展製品】
・ヤマハ
Digital Mixing Console “01V96i”、Lake Processing Card “MY8-LAKE”、M7CL / LS9 StageMix for IPad“V2.0”、Surface Mount Speaker “VS Series”他
・スタインバーグ
DAW Software“Nuendo 5.5/Cubase6”、USB 2.0 Audio Interface “UR28M/UR824”、USB Controller “CMC Series”
・NEXO
Line Monitor “45°N 12”
新製品・新機能は、「音(オン)ステージ・プレゼンテーション」で紹介。
アビッドテクノロジー(株)
http://www.avid.com/jp/
昨年同様、映像・放送関連機材部門での出展となったアビッドテクノロジー。
メインステージでは、製品の最新バージョンのほか、さらに進化したAvid のオーディオ・ビデオ製品の統合と、メディアを最大限に活用し収益を促進するファイルベースのワークフローを紹介。訪れたときには「Pro Tools 10&プロダクションワークフロー」について紹介中。
オタリテック(株)
http://www.otaritec.co.jp/
GENELECはすでに国内で多数の導入のある同軸ユニット搭載の3ウェイ・モニター『8260A』を、LAWOはコンパクト・オンエア・コンソール『sapphire』と世界中で 200 以上のシステムが導入され、多くの世界的なイベントで稼動している『mc²66』の新しいバージョンを展示。
(株)サンミューズ
http://www.sunmuse.co.jp/
Pro Tools 10 / 10HD、Pro Tools|HDX、System5 Digital Console 他を展示。
アンディ・ハガーマン氏(AVIDアジア トレーニング・プログラム・マネージャ)によるPro Tools 10、Pro Tools|HDXのデモンストレーションも。
ヒビノ(株) / ヒビノインターサウンド(株) / スチューダー・ジャパン-ブロードキャスト(株)
http://www.hibino.co.jp/
【出展】
・ヒビノ(株) ヒビノプロオーディオセールス Div.
AKG、AMCRON、BSS AUDIO、dbx、JBL PROFESSIONAL、Lexicon PRO、Soundcraft
・ヒビノインターサウンド(株)
CALREC、CAMCO、CODA AUDIO、DiGiCo、DK-Technologies、DPA Microphones、Gefen、MUTEC、OSEE、Rane、Shure、TUBE-TECH(、HIBINO
・スチューダー・ジャパン-ブロードキャスト(株)
Studer、grass valley
シュア・ジャパン(有)
http://www.shure.co.jp
初の単独出展となるShureブース。コンサート会場、劇場、放送局向けの新製品を多数展示。「SE535」にスペシャルチューニングを施した限定モデル「SE535 Special Edition」の姿も。
ゼンハイザージャパン(株)
http://www.sennheiser.co.jp
マイクロホン新製品MK 4、ショットガンマイクの新製MKH 8060、MKH 8070の他、evolution G3シリーズ、ワイヤレスマイクロホン5000シリーズ、デコレーションマイク 他を展示。
ミュージシャンによるデモンストレーションも。
(株)オーディオテクニカ
http://www.audio-technica.co.jp
2012年4月に創立50周年を迎えるオーディオテクニカ。ヘッドホンやマイクロホン、レコードカートリッジなど50周年モデルが登場。
ローランド(株)
http://www.roland.co.jp/solution/
昨年同様、通路を挟んでプロオーディオ部門と映像・放送機材関連部門の2ブースで出展したローランド。プロオーディオ部門では、生バンドの演奏を交えたライブ・デモンストレーションで、新製品48トラック・レコーダー/プレーヤー「R-1000」、デジタルミキサーのフラグシップモデル「M-480」、キューボックス「M-48」をハンズオン展示。
ソリッド・ステート・ロジック・ジャパン(株)
http://www.solid-state-logic.co.jp
C200 HD デジタル・プロダクション・コンソール、Smyth SVS(Headphone Surround Monitoring)を出展。
タックシステム(株)
http://www.tacsystem.com
AVID ProTools HD / Nativeシステム 及び、映像・サーバ関連製品を中心に、トータルソリューションを提案、展示。映像・サーバ関連コーナーでは、AVID ISIS5000を始め、Adder KVMシステム、DirectOut MADI関連製品、CB Electronics製品をシステム展示、その他、PA/ライブ関連製品、マイクやレコーディング機器等、多数。
【出展製品】DirectOut / ANDIAMO.XT、Que Audio / Que Sniper Kit、Waves / SoundGrid コンパクト for Yamaha 他
(株)メディア・インテグレーション
http://www.minet.jp
ラウドネス管理の効率的なソリューションとなるNugen Audio ラウドネス関連製品、先だってのAES NYコンベンションに発表になったAvid Pro Tools 10と同時発表の新プラグイン・フォーマットAAXが日本初登場。Sym⋅ProceedからはついにSP-MP4 DSDオプション搭載モデルがプレミア公開。
【出展製品】Sym⋅Proceed SP-MP4D、NuGen LMB、Sonnox ProCodec 他
駆け足で紹介しましたが、まだまだ多くのブースが展開されるとともに、各種デモンストレーションやセミナー、シンポジウムが開かれています。会期は18日までとなっていますので、是非足を運んでみて、最新技術を体感してみてはいかがでしょうか。
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