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ユニバーサルがメディア懇親会を開催、アニメ事業と海外戦略を本格化

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ユニバーサルがメディア懇親会を開催

ユニバーサル ミュージックが6日、メディア懇親会を開催し、2011年の総括と2012年の事業戦略を同社CEO兼社長 小池一彦氏らが発表した。

小池一彦氏が2009年11月にCEO兼社長に就任し、新体制の初年度となった2011年は、東日本大震災の影響があったものの、全世界18か国でiTunes1位を獲得した復興支援チャリティ・アルバム「Songs for Japan」のリリースや、レディー・ガガ、KARA、薫と友樹、たまにムック、徳永英明など多くのヒット作を輩出。ナオト・インティライミ等の新人も育ってきており、来年以降も邦楽アーティストの育成に注力する。

この結果、売上高は昨年以上の売上を達成する予定で、マーケット・シェアも前年を越える見込み。また、ニュー・ビジネスは売上高ベースで前年比60%の増収となる見込みだ。

また、EMIミュージック レコード部門の買収については、買収は合意に至ったが、各国の独占禁止法の問題をクリアにするまでに時間がかかるため、しばらくはこれまで通り別会社として営業するそうだ。

そして2012年は、引き続きA&Rを強化していくほか、組織を充実、予算を投入し日本人アーティストの海外進出に本格的に取り組む考えだ。また、K-POP、アイドルの次の施策として、アニメ事業に本格参入すると発表。声優アーティストとの契約も積極的に行っていく。また、「3副社長体制」にすることで、邦楽アーティストの強化と業務効率の向上を図る。

さらに、「音楽サービス企業」化へ向け、マーチャンダイズ、ライブ事業、BtoBビジネス、スポーツ事業等のニュー・ビジネスについても事業領域を拡大し、収益源の多角化を目指す。