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東京地裁、不正アップローダー9名の情報開示を命じる判決

ビジネス

11月29日、東京地方裁判所は、インターネットへの接続を提供するインターネットサービスプロバイダ(ISP)1社に対し、ファイル共有ソフトを利用してインターネット上で音楽ファイルを不正にアップロード(公開)していた者9名の氏名等を、原告レコード会社8社に開示するよう命じる判決を下した。

原告レコード会社8社は当該ISP1社に対し、「プロバイダ責任制限法」第4条第1項に基づき、当該アップローダーが市販音楽CDの音源をファイル共有ソフトを利用して許諾なくアップロード(公開)している行為が、各社の著作隣接権(送信可能化権)を侵害しているとして、当該アップローダーの氏名、住所等の情報(発信者情報)の開示を昨年8月、10月、12月の計3回にわたり求めていた。

しかしながら、ISP側が裁判所の判断によらず発信者情報を開示することは控えると判断したため、本年7月に訴訟を提起し、当該ISPに対して発信者情報の開示を求めていたもの。

今後、レコード会社8社は、ISPから住所、氏名が開示される者に対し、損害賠償請求等を行う予定だ。

【原告当協会会員レコード会社】
株式会社ワーナーミュージック・ジャパン
エイベックス・エンタテインメント株式会社
株式会社エピックレコードジャパン
株式会社EMIミュージック・ジャパン
株式会社ポニーキャニオン
株式会社エスエムイーレコーズ
ユニバーサル ミュージック合同会社
株式会社徳間ジャパンコミュニケーションズ