TFM、千代田区と災害時の帰宅困難者等受入協定を締結

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3月1日、エフエム東京は、大規模災害が発生した時の帰宅困難者等の一時受け入れ施設として、東京都千代田区と「災害時の帰宅困難者等受け入れ協定」を締結した。千代田区が事業所と同協定を締結するのは今回が初めてで、TOKYO FMのほか財団法人総評会館が同協定を締結した。

大規模な災害が起きた際、本社2階のTOKYO FMホールに被災者や帰宅困難者を収容すると共に、各種情報(交通機関・周辺被害等)、物資、トイレなどを、千代田区と連携しながら提供することによって 災害時の混乱防止に協力する。

TOKYO FMホールは、308名収容の多目的ホールで、帰宅者が多く通行する内堀通り沿いに面していること、必要に応じて椅子を設置し休憩所を設営できること、各種情報の提供が容易なことなど、帰宅困難者を迅速に受け入れることが可能な条件が揃っていることから、この度の協定を結ぶこととなった。

また、この協定締結に併せ、3月9日、TOKYO FM全社で首都直下型を想定した防災訓練を実施する。社員向けの防災訓練に加え、同協定に基づいた帰宅困難者受け入れを想定した訓練も同 時に行なう予定。

TOKYO FMでは昨年3月11日に発生した東日本大震災以降、ステーション・メッセージ「ヒューマンコンシャス〜生命を愛し、つながる心」の哲学を実践した編成を強化し、被災地の人々の心に寄り添った番組やヒューマンケア活動を展開している。首都圏大規模災害時においても、少しでも都民に安らぎ提供するために、自社施設の活用を通して、地域および社会に貢献していく。

協定の概要
協定名:大規模災害時における被災者受け入れに関する協定
締結年月日:2012年3月1日(木)
締結先:東京都千代田区
災害時の対応概要:
 ・態勢が整い次第、帰宅困難者の受け入れを開始
  (休憩スペースの設置、トイレや水の提供、食料品の配布、各種情報提供など)
 ・千代田区から食糧品、必要品の優先的配布

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