ジャパン・スリーブ、デジパック製造開始25年で累計生産2億枚突破

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レコード業界、映画業界のソリューションカンパニーとして、音楽・映像などのエンタテインメント・ソフト向けパッケージを企画・製造するジャパン・スリーブは、主力商品であるデジパック(Digi-Pak)の累計生産枚数が、同社が日本で同製品の製造開始から25年という節目の本年2月末をもって2億枚を突破したことを発表した。

デジパックは米国AGI社がCD用の新たなケースとして1986年に開発した製品。ジャパン・スリーブは翌87年、いち早く日本での製造・販売ライセンス契約を締結し取り扱いを開始した。

デジパックの基本構造は、プラスティック製のトレイと紙製のカバー部を組み合わせたもの。一般的なプラケース(ジュエルケース)と比較して形状や加工などの自由度が高く、アーティストやデザイナーが求める様々な表現に対応できるため高度なデザイン性が発揮でき、自由にカスタマイズできることから多様なニーズへ対応できることが最大の特徴となっている。

そのため、限定盤や特典盤などを中心として製品に付加価値を与える特殊パッケージのスタンダードとして、CDからDVD、BDなどの普及に伴い対応の幅を継続的に拡大しながら長期に渡ってエンタテインメント各社から採用され続けてきた。

近年、音楽配信の違法ダウンロードなどの影響を受けパッケージソフトの苦戦が続いている。しかしながら、ジャパン・スリーブは、エンタテインメント・ソフトのパッケージは、「単なるディスクの容器」という機能面以上に、アーティストなど制作者の想いや世界観を伝える“作品の一部”として、ユーザーにアピールすることで購入意欲を刺激する“魅力”が求められていると考えている。そして、高付加価値なパッケージの需要は創意工夫次第で、順調に推移するものと確信している。

ジャパン・スリーブは今後もフィジカルパッケージの新しい価値を創造し続け、さらに研讃を重ね微力ながら業界の発展に貢献していく。

株式会社ジャパン・スリーブhttp://www.japansleeve.co.jp/

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