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良質の音楽を体験する「音のサロン」開催、高嶋弘之氏が登壇

ビジネス

9月27日、千代田区立日比谷図書文化館スタジオプラス(小ホール)で千代田区民講座「第1回 音のサロン」を開催した。

この「音のサロン」は、「良質の音楽を良質の環境で体験する場の提供」を目的とし、千代田区立日比谷図書文化館、日本オーディオ協会、日本レコード協会の共催により開催するもの。

パソコンやインターネットの普及など、様々な「デジタル化社会」の中、音楽視聴をめぐる環境も多様化し、若年層を中心に在宅時でもデジタルオーディオプレーヤーやスマートフォンなどからイヤホンやヘッドホンで聴くスタイルも主流となった。

この「音のサロン」ではCDを民生用のオーディオ機器により再生し、スピーカーからの空気振動を肌で感じながら楽しむ「良さ」を改めて体験できるイベントとなっている。

第1回目の今回は、デビュー50周年を迎えたザ・ビートルズをテーマに、その国内初代ディレクターの髙嶋弘之氏を講師に迎え、当時のエピソードや解説と共に名曲の数々を日本を代表する最新のオーディオ機器で再生。また、会場内には髙嶋氏が所有する直筆サイン入りの写真など貴重な物も展示され、満席となった本イベントは、ザ・ビートルズの名曲と髙嶋氏の熱のこもった話によって、大盛況のうち終了した。

なお、「音のサロン」は、毎回テーマを変えて定期的に開催。第2回は「音の歴史」をテーマに同会場で11月28日に開催される予定だ。
 


髙嶋弘之(たかしまひろゆき)氏
髙嶋音楽事務所代表(株式会社エイティーン代表取締役社長)
ショパン協会国際連盟理事
1934年神戸市生まれ。1959年東京芝浦電気㈱レコード事業部(現:(株)EMIミュージック・ジャパン)に入社後、ビートルズの初代ディレクターとして活躍。1962年のデビュー盤「ラヴ・ミー・ドゥ」をはじめとして、「抱きしめたい」「ノルウェーの森」「涙の乗車券」など邦題全曲を命名。イギリスのポップス・マーケットがまだ世界で認知されていない時に、マスコミも評論家も否定的だったイギリスのポピュラー音楽を日本で開花させた。