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コロムビア、2013年3月期第2四半期連結業績

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日本コロムビアは、13日、2013年3月期第2四半期の連結業績を発表した。

連結売上高は、65億1千3百万円(前年同四半期に比べ3.5%減)となった。これは主に、市販/配信事業において、アニメ関連の音楽作品や、ニンテンドー3DSソフト「こびとづかん こびと観察セット」が売上に貢献したものの、J-POP作品を中心とした配信売上の減少、および米国音楽制作子会社における大型作品の延期・中止による売上の低迷等によるもの。

損益は、前述のゲーム作品が好調であったこと、音源許諾収入など利益率の高い売上が予想を上回ったことに加え、販売費及び一般管理費の削減等により、営業利益は1億9百万円(前年同四半期は1億1百万円)となった。また、経常利益は9千5百万円(前年同四半期は9千8百万円)、四半期純利益は6千6百万円(前年同四半期は8千1百万円)となっている。

市販/配信事業は、アニメ関連の音楽作品や、7月に発売したニンテンドー3DSソフト「こびとづかん こびと観察セット」が売上に貢献したものの、J-POP作品を中心とした配信売上の減少が続き、事業売上は46億2千9百万円(前年同四半期に比べ3.9%減)。損益についても、販売費等を削減したものの、売上の減少等により、営業利益は5億2千1百万円(前年同四半期は6億1千6百万円)となった。

同社は、今後、得意分野、成長分野への経営資源の集中、不採算事業の整理、人員規模の適正化および経費削減等の施策を今後も継続して実施、事業効率を高め、収益性の向上を目指す。この一環として、変化する市場に対して迅速に対応し、競争力のある効率的な営業体制を構築するため、営業組織を会社分割により分社し、同社の100%出資子会社として「コロムビア・マーケティング株式会社」を2012年10月に設立した。

また、フェイス・グループ傘下として、グループ間の事業シナジーの実現に向け積極的に取り組んでおり、その一環として昨年は合弁会社「株式会社フューチャーレコーズ」を平成23年9月に設立している。

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