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ユニバーサルがメディア懇親会を開催、EMIとの統合を本格化

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ユニバーサル ミュージックCEO兼社長 小池一彦氏 EMIミュージックジャパン代表取締役会長 行方均氏
ユニバーサル ミュージックCEO兼社長 小池一彦氏/EMIミュージックジャパン代表取締役会長 行方均氏

ユニバーサル ミュージックは4日、メディア懇親会を開催し、同社CEO兼社長 小池一彦氏、EMIミュージックジャパン代表取締役会長 行方均氏らが、2012年の総括と2013年の事業戦略、さらにEMIミュージックの統合に関する進捗状況を発表した。

2012年は、デジタルビジネスが苦戦したものの、累計550万枚を突破した「VOCALIST」シリーズを始めとするカバーアルバムや、KARA、少女時代などのK-POP、さらに福山雅治、マドンナら18アーティスト/23作品(シングル11曲、アルバム12作)が10万枚以上の好セールスを記録した。

また、Ms.OOJA、back number、LMFAO、カーリー・レイ・ジェブセンなど新人アーティストが大きく貢献し、フィジカルは前年比1.3%増と前年を上回る売上を達成した。

この他、マーチャンダイジングやコンサートビジネスなどのニュービジネスが順調に成長し、売上成長率は前年比18.5%増となった。

今年10月1日に正式発表されたEMIミュージックとの統合については、年明け以降本格的に実施するそうだ。まずは営業所を統合。来年2月頃にはユニバーサルの営業所にEMIミュージックが合流する予定。その後、オフィスも統合する予定だ。

そして2013年は、引き続き新人の獲得・育成を強化。デジタルビジネスは、レコチョク、Music Unlimited、BeeTVなどと協力し、サブスクリプションサービスに注力。海外の音楽市場に大きく水をあけられたデジタルビジネスの巻き返しを狙う。

また、アニメ・アイドルに特化したDD Projectを「ZERO-A(ゼロエー)」レーベルと名称を変え、新たにアニメ専門レーベルとして設立。アイドル部門は邦楽部門に移管される。今後「ZERO-A」レーベルでは、声優アーティストやアニメ作品をリリースしていく予定だ。