レコ協、3種のエルマークでコンテンツの利用方法を明確化
日本レコード協会は、今年10月1日に施行された「私的違法ダウンロードの罰則化」に係る改正著作権法に関するユーザーへの周知・啓発活動の一環として、従来のエルマークに加え、正規音楽コンテンツの利用可能な形態を表す3種類のエルマークを作成した。
今回作成したエルマークのデザインは、「ダウンロードOK」「視聴のみOK」「転載OK」の3種類のコンテンツの利用形態を示すものである。
エルマークは、ユーザーが安心して正規音楽コンテンツを利用できるように2008年2月に導入され、翌2009年には、表示対象を音楽に加え映像コンテンツにも拡大し、展開してきた。今年10月末日現在、同マークの発行サイト数は1,454サイト、事業者数は257社にのぼる。
この度の試みは、正規コンテンツを配信するサイトと違法配信サイトの識別のみならず、コンテンツの利用方法についても、ユーザーが簡単に識別できる事を目的に検討された。エルマークを発行するサイトにはストリーミング配信サイトも含まれるが、そのようなサイトは、ダウンロードは許可されていない。このような違いを、簡易なマークで分類することにより、ユーザーがコンテンツをどのような形態で利用することができるのか簡単に判断することが可能となる。
表示方法は、各サイトのTOP ページでは、従来どおり「エルマーク+ メッセージ+ 許諾番号」が、その先の各コンテンツ画面にて、ダウンロード画面では「ダウンロードOK」マーク、ストリーミング画面では「視聴のみOK」マークが各々表示される。
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