「Guyatone」ブランドの楽器メーカー、東京サウンドが営業停止

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帝国データバンクは7日、「Guyatone」ブランドの楽器メーカー、東京サウンドが1月31日に営業を停止したと発表した。負債は約2億2000万円。

東京サウンドは、1933年に創業。56年7月に法人改組した。日本初のエレキギターを開発、製造した老舗の楽器・音響機器メーカーで、「Guyatone」ブランドとして高い知名度を有していた。

コンパクトタイプなど多くのエフェクターを開発。その他にも、楽器の周辺機器の販売や「REXER」(業務用音響機器)や「SOUND」(真空管オーディオアンプ)を開発し、90年2月期には年売上高約10億3700万円をあげていた。

しかし、近年はバンドブームの停滞に伴う若者の楽器離れに加え、欧米の有名ブランドに押され、2012年2月期の年売上高は約1億3000万円に減少していた。この間、営業所の閉鎖や人件費の削減など経営改善に努めたものの、業況に回復が見られず、資金繰りが限界に達し、今回の措置となった。

なお、経理業務および修理依頼品の対応については、2月末日まで業務を行うそうだ。


■東京サウンドhttp://www.tokyosound.co.jp/
■出典元 帝国データバンクhttp://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3741.html

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