コロムビア、2013年3月期第3四半期連結業績

日本コロムビアは、2013年3月期第3四半期の連結業績を発表した。

連結売上高は、109億9千6百万円（前年同四半期に比べ3.0％増）となった。これは主に、市販／配信事業において、J-POP作品を中心とした配信売上の減少、および米国音楽制作子会社における大型作品の売上低迷等があったものの、アニメ関連作品、クラシック作品、およびゲームソフトが売上に貢献したことによるもの。

損益は、ゲームソフト等が好調であったこと、楽曲許諾収入等の利益率の高い売上が予想を上回ったことに加え、販売費及び一般管理費の削減等により、営業利益は4億9千6百万円（前年同四半期は1億6千8百万円）となった。また、経常利益は4億7千2百万円（前年同四半期は1億6千2百万円）、四半期純利益は3億6千4百万円（前年同四半期は1億3千2百万円）となった。

市販/配信事業は、J-POP作品を中心とした配信売上は減少したが、“THE IDOLM@STER”シリーズ、作曲家「佐村河内守」の“交響曲第1番《HIROSHIMA》”、およびニンテンドー3DSソフト“こびとづかん こびと観察セット”が売上に貢献し、事業売上は80億1百万円（前年同四半期に比べ4.2％増）となった。損益についても、売上の増加により、営業利益は11億2千2百万円（前年同四半期は8億8千2百万円）となった。

特販／通販事業は、ビクターエンタテインメント、EMIミュージック・ジャパンとの業務提携の継続等はあったが、その他通販会社向け商品の売上が減少したこともあり、事業売上は17億7千4百万円（前年同四半期に比べ5.0％減）となった。損益については、利益率の高い音源使用にかかる取引の回復等により、営業利益は8億1千8百万円（前年同四半期は7億4千万円）となった。

その他事業の売上高は12億1千9百万円（前年同四半期に比べ8.1％増）となり、営業利益は1億6千6百万円（前年同四半期は2億5千8百万円）となった。
 

■日本コロムビア：http://columbia.jp/