エフエム東京と電通、ラジオ番組連動キャンペーンアプリの配信実験を開始
エフエム東京(TOKYO FM)は、V-Lowマルチメディア放送波を用いて、番組キャンペーンアプリを配信し、それにより受信したアプリを通じてCM放送中に放送と同期して直接キャンペーンサイトにアクセスできる仕組みを開発した。
その配信実験を福岡地域で、3月18日、19日に行う。なお、この仕組みを稼動させるためには、スマートフォンやタブレットなどの端末にV-Lowマルチメディア放送を受信できるチューナーが必要なため、今回の配信実験では、実験用のタブレット端末が使用される。
配信実験では、2011年7月の地上デジタルテレビ移行後の空き帯域で予定されているV-Lowマルチメディア放送の特徴でもある、放送波からデジタルファイルをダウンロードできる機能を活用。
キャンペーンサイトへのアクセスは、これまでネット接続機能がなければできなかったが、この新しい仕組みにより、放送事業者は放送波を利用してプッシュ型で聴取者にアプリ情報を送れるようになる。
一方、聴取者はネット接続することなく、放送で送られてきた情報から容易にキャンペーンサイトにアクセスでき、クーポン等の有用な情報を取得できるようになる。
さらに聴取者の端末にネット接続機能がある場合、この仕組みを活用する事業者は、放送と通信の機能を連携させることで、聴取者の現在の所在地に合わせて地域情報を配信したり、近くの店舗に誘導したりするといったサービスの提供が可能になる。
<通信を使った従来方式と今回方式の違い>
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■株式会社エフエム東京:http://www.tfm.co.jp/
■株式会社電通:http://www.dentsu.co.jp/
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