広告・取材掲載

ユニバーサルがメディア懇親会を開催、グループ全体で初めて配信売上がパッケージを上回る

ビジネス

umusic_logo.jpg
ユニバーサル ミュージックは30日、メディア懇親会を開催し、同社CEO兼社長 小池一彦氏らがEMIとの統合や9月までの事業総括、2013年秋以降のプライオリティ作品等について発表した。

まず、EMIとの統合について、海外では今年7月1日にワーナー・ミュージック・グループ傘下へパーロフォン・グループが移籍、日本でも出荷が完了し、カタログ作品を順次リリースしていくことを発表。また、アメリカを始めセールスが好調で、統合の効果が大きな形で表れ始めているとした。

国内では、4月に赤坂と青山にオフィスを統合し、物流面では日本レコードセンターへ移管・統合、新譜情報もNew Release Expressniheへ統一。アーティスト数が1.5倍に増加し、レパートリーの幅が広がったほか、6月にはメーカーシェア月間1位を獲得。引き続き音楽ビジネスの核であるアーティストやA&Rへの積極的な投資ができる体制を整えていく。

今年9月までの事業総括としては、ケラケラ、クリス・ハート、デジタルではハジ→など新人のブレイク、荒井由実「ひこうき雲」が40年を経て首位獲得、スピッツの6年ぶりのアルバムが首位獲得と概ね好調であり、年末にかけてPerfume、レディー・ガガ、ポール・マッカートニーなどの大型リリース、および大型キャンペーンも相次いで予定されているそうだ。

また小池氏は、先日グループ全体で初めて音楽配信がパッケージ商品の売上を上回ったことにふれ、「世界と日本の音楽市場が逆転していることは認識しつつ、ヒットを出していかなければならない」とし、「EMIと共に日本でもシェアNo.1を狙っていきたい」と語った。
 


ユニバーサル ミュージック:http://www.universal-music.co.jp/