グレースノート、音楽レコメンデーションプラットフォーム「Gracenote Rhythm」日本版を展開
グレースノートは、2月18日に関係者を招いたイベント「The State of Music Discovery ~Music Discoveryから考える音楽マーケットとテクノロジーの未来~」を開催し、あわせて音楽レコメンデーションプラットフォーム「Gracenote Rhythm」の日本版を発表した。
Gracenote Rhythmは、世界最大量の音楽メタデータを扱うグレースノートの膨大なリソースが活用された新しいミュージックディスカバリー・プラットフォームだ。
楽曲が多すぎて逆に選べなくなるいわゆる「選択肢過多」の問題を内包する音楽ストリーミングサービス周辺においては、レコメンデーションしかりキュレーションの文脈で、常々「今まで知らなかった音楽との出会い方、発見の方法」が重要な課題として語られている。
その問題を解消し「意味のある音楽との出会い」を提供すべく今回発表されたのがGracenote Rhythm。楽曲の属性情報を「ジャンル(ロックやブルース等)」「ムード(安心、エキサイテイング等)」「最も活躍した年代(80年代等)」「テンポ(BPM)」「活躍地域(ニューヨーク、ロンドン等)」「アーティストのタイプ(女性、ソロ、バンド等)」の6つにカテゴリ分けし、シード(種)となるアーティスト/楽曲を選択すると、同様のテイストを持つ楽曲プレイリスト(「ステーション」)が生成される。
また、再生楽曲に対して「Like」「Dislike」の指定を繰り返すことによって、よりユーザーの嗜好を反映した音楽を提供してくれる。さらにリストアップされる際、楽曲の有名度合いや類似性などもスライダーで要素の増減を細かく調節することが可能となっている。
同社は様々な分野でこの機能を利用できるよう、デベロッパー向けにGracenote Rhythm APIを公開。今週末に行われる音楽ハッカソン「Music Hack Day Tokyo 2014」では、スポンサーとして参加し、Spotify、The Echo Nestなどと共に APIを提供する。
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■グレースノート:https://www.gracenote.com/
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