ドワンゴとKADOKAWAが経営統合、統合持株会社を新たに設立
ドワンゴとKADOKAWAは、14日、共同株式移転により両社の完全親会社となる統合持株会社「株式会社KADOKAWA・DWANGO」を設立することで経営統合について合意したと発表した。
niconicoを始めとした様々なサービス及び高度なネットワーク技術を持つドワンゴ、そして、書籍、コミック、映画、アニメ、情報誌、ゲームなどのエンタテインメント・コンテンツを持つKADOKAWA両社事業の強みを相互に活用し、既存事業の強化・新規事業創出を実現させるためには、統合持株会社体制への移行が最適であると判断した。
ドワンゴの技術力及びネットプラットフォームとKADOKAWAのコンテンツ及びリアルプラットフォームを融合させ、ネット時代の新たなビジネスモデルとなる“世界に類のないコンテンツプラットフォーム”の確立を目指す。
両社事業の連携によるシナジー効果としては、ドワンゴで創出されるコンテンツをプレミアム化し、メディアミックスを含めたKADOKAWAの販売・流通施策を通じて、コンテンツ販売事業を最大化する。また、ドワンゴにおける情報展開力とKADOKAWAの情報取材・編集力を活かし、ネット時代の新しいメディアを構築する。海外においては、既にKADOKAWAが展開している現地拠点やその運営ノウハウと、ドワンゴのネットプラットフォーム等を活用し、新たなビジネスモデルを検討していく。さらに、両社が持つさまざまなコンテンツや販売チャネルを活用し、EC・新広告サービスの拡大を目指す。
なお、「株式会社KADOKAWA・DWANGO」の代表取締役会長にはドワンゴ 代表取締役会長(KADOKAWA 取締役)の川上量生氏が就任、代表取締役社長には、KADOKAWA 取締役相談役(ドワンゴ 社外取締役)の佐藤辰男氏が就任する。
合同発表会 生中継 5月14日(水)17:00 ~
ニコニコ生放送:http://live.nicovideo.jp/watch/lv179458107?ref=zero_nicotop