JASRAC、2013年度の徴収額を公表 「演奏」は増えるも「録音」は減少傾向
21日、JASRAC(一般社団法人 日本音楽著作権協会)は2014年定例記者会見を開催し、2013年度の使用料等徴収額を公表した。
2013年度の徴収額は、約1,108億4千万円。
その内演奏の種目においては「演奏等」「放送等」「BGM」「外国入金演奏」が前年を上回り、約553億2千万円(前年比102.1%)に。
録音の種目では昨今のパッケージ市場の情勢を反映してか、「オーディオディスク」「ビデオグラム」「録音・その他」それぞれが前年を下まわり、約356億8千万円(前年比90.7%)にとどまった。
その一方、「インタラクティブ配信」では、スマホ向けVODサービスやサブスクリプション型音楽配信サービスの台頭から、前年比112.4%(約87億2千万円)と、まだ全体に占める額は少ないながら前年を大きく上回った。
画像:JASRAC HP より
徴収額の推移は、ここ十年でもほぼ横ばいという状況になっているが、その内訳においては「オーディオディスク」の占める割合が2004年度に24.2%だったものが2013年度には12.8%とほぼ半分になっている。
画像:JASRAC HP より
なお、今年創立75年を迎えるJASRACでは、75周年を機に「JASRAC音楽文化賞」を創設し、数字や人気等だけでははかれない地道な活動などで音楽文化の発展に寄与した人々の功績を称えていくとのこと。同賞の第1回目表彰は、今年11月18日のJASRAC創立75周年式典にて行われる。
■日本音楽著作権協会(JASRAC):http://www.jasrac.or.jp/
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