パナソニック、オーディオ専用ブランド「Technics」を復活
パナソニックは、音・音楽の感動を創出するオーディオ専用ブランドとして「Technics」を復活、2014年12月の欧州市場へのハイファイオーディオシステム新製品導入を皮切りに、順次、グローバルに展開していくことを発表した。
パナソニックは、1965年から2010年にかけて、ハイファイオーディオ専用ブランドとして「Technics」をグローバルで展開してきた。ブランド名の由来は、原音を忠実に再生する「テクノロジー」に基づく造語で、ハイクオリティな音づくりにこだわる同社の思いを象徴したもの。
1965年に密閉型2ウェイ2ユニットスピーカーシステム「Technics 1」をテクニクス ブランドの第一号機として発売、1970年には、世界初のダイレクト・ドライブ式(以下D. D. )ターンテーブル「SP-10」を発売。その後、コントロールアンプ、パワーアンプやCDプレーヤーなど多彩な高級音響製品を市場投入し、世界中のオーディオファンから高い支持を集めていた。
その後、2008年のパナソニックへの社名変更・ブランド統一により、オーディオ製品についても「Panasonic」ブランドに統一し、「Technics」は、同年に発売したクォーツシンセサイザーD. D. プレーヤー「SL-1200MK6」の生産終了(2010年)をもって終止符を打った。一方で、進化の著しい最先端のデジタル信号処理技術を応用した新たなデジタルオーディオ技術の研究・開発にも精力的に取り組んできた。
近年、音楽の楽しみ方が多様化するとともに、CD規格を超えるハイレゾ音源が充実するなど、音楽とともにあるライフスタイルが拡大する中で、よりリアリティのある高品位な音の表現が求められている。こうした中、パナソニックは、2014年12月より、来年誕生50年を迎える「Technics」ブランドを復活させ、伝統の「音響テクノロジー」と、先進の「デジタル技術」の融合による新生「Technics」を世界の音楽ファン、オーディオファンに提案していく。
■パナソニック:http://panasonic.jp/
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