音楽検索アプリShazam、レコチョクと提携 邦楽曲の検索精度がアップ
29日、音楽検索アプリ「Shazam」を提供する英シャザム・エンタテインメントは、レコチョクとの提携を発表した。
今回の提携により、Shazamした(シャザムで音楽を検索する)際の邦楽曲の検索精度がアップし、従来までの邦楽に対するウィークポイントが改善される。さらに、検索された楽曲はそのままレコチョクでの購入も可能となる。なお、今回の連携は日本国内用Android版アプリのShazamにおいてのものとなる。
世界200ヶ国でリリースされ、MAUは1億人を突破、累計ダウンロード数が5億を超えるShazamは、世界のスマホ市場で最も人気のあるアプリの一つ。Shazamチャートは音楽のトレンドに関するユーザーの興味をダイレクトに反映するランキングとして、既に音楽マーケティングにおいて重要な役割を担っている。
今回の提携について、シャザム・エンタテインメント リッチ・ライリーCEOは、「レコチョクとの連携により、日本の音楽ファンと新しい音楽を結びつけるような体験を提供できることを大変うれしく思っています。Shazamアプリを通して日本の音楽ファンが、ジャパン・カルチャーの重要な要素のひとつであるJ-pop楽曲を発見したり、共有できるようになったことを私たちも大変光栄に思います」とコメント。
また、レコチョクの加藤裕一代表取締役社長も今回のパートナーシップに関し、「レコチョクが配信するJ-POP・洋楽など豊富な楽曲ラインアップと『Shazam』の独自のオーディオ認識技術のコラボレーションにより、日本の音楽ファンに“新たな音楽との出会い”や“楽曲との再会”の機会を提供し、購入の選択肢も提案できることを大変うれしく思います。今回の連携が音楽への興味の高まりやヒットの創出につながり、音楽市場の活性化の一助となることを期待しています」と語っている。
Shazamは既に欧米では音楽認識にとどまらず、映像等の各種コンテンツとユーザーのエンゲージ向上に積極的に取り組んでおり、今回の提携により国内での本格展開にも注目が集まる。
また、今回の両社のパートナーシップは、アメリカ西海岸と東京本社に拠点を置くレコチョクの研究開発機関である「レコチョク・ラボ(RecoChoku Labo)」を通じて実現したとのことだ。
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