Cabosが入ったPCを譲渡し使用方法を教えた男性が送致、教唆者が初の検挙
福岡県警察本部サイバー犯罪対策課及び筑紫野警察署は、JASRACの告訴を受け、今月17日、ファイル共有ソフト「Cabos」を使用してインターネット上に音楽ファイルを公開していた大分県大分市在住の女性(27歳)を著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで福岡地方検察庁に送致した。
この女性は、約3年前から「Cabos」を使用し、少なくともJASRACの管理楽曲を含む4,000曲以上の音楽ファイルをJASRACの許諾を得ずにインターネット上に公開し、不特定多数のユーザに対して送信できるようにして著作権(公衆送信権)を侵害していた。
その後の警察の調べで、この女性にパソコンを譲渡した男性が、当該パソコンに「Cabos」をインストールして、その使い方を指南していたことが判明したため、同県警は、同日、この男性も著作権侵害の教唆の罪で同庁に送致した。
ファイル共有ソフトによる音楽著作権の侵害事案で、教唆者が検挙されたのは初めて。
■日本音楽著作権協会(JASRAC):http://www.jasrac.or.jp/
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