グレースノート、音楽ビジネス部門の新GMにイーサン・カプラン氏が就任
米トリビューン・メディアの子会社であるグレースノートは、イーサン・カプラン(Ethan Kaplan)氏が音楽ビジネス部門のシニア・バイス・プレジデント兼ゼネラルマネージャーに就任することを発表した。
カプラン氏は音楽ビジネス全般の戦略的方向性を策定するとともに次世代音楽ソリューションの開発にも注力し、同社の顧客企業とともにこれからの新しい音楽サービスやプラットフォームにグレースノートデータと技術を活用されるよう連携を深めていく。カプランは4月1日付けで就任しグレースノートの最高経営責任者(CEO)であるジョン・バター(John Batter)氏直属となる。
カプラン氏は、テクノロジーを駆使して音楽との出会いをファンに提供し続けてきたイノベーター。音楽テクノロジー分野で築き上げた20年に及ぶ同氏の業績は、若干16歳で起ち上げたR.E.M公式ファンサイトに始まり、ワーナー・ブラザーズ・レコード、ワーナー・ミュージック・グループ(WMG)での最新テクノロジーの価値を最大限に活かしたレーベル、アーティスト、音楽ファンへの貢献、そして直近では世界最先端の音楽イベント会社Live Nationでライブの新しい価値体験を創出するプロダクション・イノベーションチームを率いていた。
就任にあたり、イーサン・カプラン氏は次のようにコメントしている。
「グレースノートは音楽テクノロジー分野のパイオニアであり、デジタル音楽黎明期から最前線で活躍してきた会社です。音楽業界は進歩してきたとはいえ、音楽とテクノロジーの間には依然として大きな隔たりがあります。グレースノートはその中間に位置し音楽を活用してプロダクトイノベーションを起こす主導的役割を担うチャンスを持つテクノロジー企業と言えます。そのような会社の一員となる機会を得たことに興奮しています」
グレースノートの最高経営責任者(CEO)のジョン・バターは次のようにコメントしている。
「イーサンのテクノロジーに傾けるパッションと音楽業界に対する深い理解は、音楽イノベーションを次なる進化へ導くだろうと考えています。彼の音楽とテクノロジーに対する優れた才能が我々のグローバル展開をさらに拡大し、レコード音楽とライブ音楽を横断する次世代プロダクトの革新や、グレースノートのサービスとプロダクトを広くユーザーの皆さまにお届けしていくことができるだろうと思います」
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