MPA、MIDEM2015でプレゼンテーションを開催
日本音楽出版社協会(MPA)は、6月5日から始まったMIDEM(国際音楽産業見本市)に1992年以来24回目となるジャパン・スタンドを出展、初日に勉強会と鏡開き、2日目にパネルディスカッションを開催した。
日本貿易振興機構(JETRO)との共同出展は今年で11回目となるが、壁面に大きく「JAPAN」と打ち出したデザインは注目を集め、スタンドは世界各国からの参加者と日本からの参加者が商談する姿で大いに賑わった。
初日5日に行われた勉強会(Round Table Discussion Meet PRS)では、イギリスの演奏権団体のPRSを招聘してデジタルのパンヨーロッパライセンスの仕組みと、それによる日本の楽曲への影響、データベースICEについてと、日本の楽曲を入れた場合の可能性といった2つのテーマで活発に意見交換が行われた。その後、ジャパン・スタンド関係者で恒例の鏡開きを実施。PROMICによるTIMMの告知も行い、大いに賑わった。
翌日6日は桑波田会長によるスピーチALIVE AND KICKING:Tales of Success and Growth in Japan’s Music Marketが行われ、その後パネルディスカッションDEAD OR ALIVE? JAPAN’S STREAMING FUTUREが開催された。ゲストスピーカーに相馬 信之氏((株)アミューズ常務取締役)、瀬尾 康二氏(エイベックス・ミュージック・パブリッシング(株)著作権部 国際課 課長)、見上 チャールズ 一裕氏((株)ソニー・ミュージックパブリッシング シンクロ・ライセンス部 部長)の3名を招聘し、ジョニー・トンプソン氏((株)日音 日音インターナショナル 執行役員/MPAJ国際委員会 副委員長)による司会進行と同時通訳により日本の音楽マーケットのアップデートや、日本における配信サービスへの取り組みと、今後の課題などについて議論され100名を超える観客を動員した。
■一般社団法人日本音楽出版社協会:http://www.mpaj.or.jp/
関連リンク
関連リンクはありません