ソニーミュージック、講座フェス「ソニックアカデミーフェス」で業界志望の学生へ呼びかけ
3日、東京・乃木坂のSME乃木坂ビルにて、音楽人養成クリエイティブ講座フェス「Sonic Academy Fes 2015」が開催された。
その中において、SME人事部による「現役社員が語るエンタテインメントビジネスの今と求める人材」という講座が開かれ、音楽業界での就職を目指す学生など約100名が参加した。
講座では、まずソニー・ミュージックアクシスの人事部門で新卒採用業務を担当する四方田氏が登壇。ソニーミュージックの概要、現況について説明を行った。
その後、ソニー・ミュージックレコーズ代表 辻野 学氏が登壇。音楽ビジネスの今とこれからについて、そして求める人材について講義を行った。
ソニー・ミュージックレコーズ 辻野代表
自身がソニーミュージックへ入社した経緯や、ソニーミュージックでのキャリアを交えながら、本格的に音楽ビジネスの話へ。音楽業界の仕組みから、最近の音楽業界の傾向を説明し、マーケットで実際に売れているアーティストを「アイドル」、「アニメ」タイアップ、「コンセプチュアル」アーティストと分類するなど、今や市場はいかに「アイデアをビジネスに活かす」ことができるかが焦点になっていると解説した。
また、これからの音楽ビジネスの可能性として、サブスクリプションやハイレゾ音源配信の現状を紹介、さらにアジアをはじめとするグローバルなマーケットにはまだ展開の余地があるとした。
音楽業界が求める人材については、「時代とともに適性も変化してきている」としながら、「夢をあきらめない特技のあるバランサー」が求められていると学生に語りかけ、会場につめかけた業界志望の学生達は最後まで熱心な様子で辻野氏の話に耳を傾けていた。
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