フジ・ミュージック・グループがBMGと音楽著作権を共同保有化
フジ・メディア・ホールディングスの米国子会社フジ・ミュージック・グループ・インク(以下「FMG」)は、独ベルテルスマンの音楽事業会社BMGと、FMGの100%子会社アーク・ミュージックが保有する楽曲著作権持分の過半をBMGへ譲渡し、共同保有する契約を締結した。また、BMGとFMGは共同で著作権の取得を継続的に進めていく。
アーク・ミュージックは、1948年、レナードとフィルのチェス兄弟がチェス・レコードの音楽出版社として創設。アメリカ音楽で最もよく知られるブルース、ロックンロールを象徴する楽曲の世界著作権を数多く保有する。FMGがBMGと共同保有化した名曲には、ビーチ・ボーイズの歌唱が世界中で知られるチャック・ベリーの「サーフィンUSA」、「ジョニー・B・グッド」、ボー・ディドリーの「フー・ドゥ・ユー・ラブ」、「アイム・ア・マン」、ジョン・リー・フッカーの「ブーム・ブーム」などが含まれる。
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FMG 朝妻一郎会長 コメント
BMGとの本パートナーシップは、アーク・ミュージック楽曲の資産価値を高めるのみならず、この著作権カタログが代表する文化的な価値を強固なものにすると確信します。
FMG 小池英彦社長 コメント
FMGとBMGは音楽の利用を拡げる哲学を共有しており、世界で両社の資源を組み合わせ、ここに取り組む著作権カタログのビジネスの拡大を楽しみにしています。
BMG ハートウィグ・マスーハ CEO コメント
アーク・ミュージックを創設したチェス兄弟と後継者は、ブルースとロックンロールを世界にもたらしました。彼らが見出したアーティストとソング・ライターは、幾十年に渡り人の心に響いています。文化的にも商業的にも、アーク・ミュージック楽曲持分の過半を得ることは、BMGの事業展開上、最も意義深いことのひとつです。
BMG ロラン・ウベール社長(クリエイティブ&マーケティング)コメント
アーク・ミュージック楽曲はアメリカ文化の中心にあって時代を超える音楽を代表するものです。フジと共同事業を進め、BMGとフジが日本、東南アジアでの関係を深め、世界全体でこれらの曲に新たな息吹を吹き込むことを嬉しく思います。
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