3,900円で都内のナイトクラブが行き放題「LIVE3S」がスタート

ビジネス

2016年6月9日 11:45

定額制クラブ行き放題サービス「LIVE3S」

株式会社3.0は、イベント・キュレーション・アプリ「LIVE3」に定額制のクラブ行き放題サービスを追加。新たに「LIVE3S」としてサービスをスタートした。iOSから先行してリリースを開始し、Andridは8月以降の対応を予定している。

リリースに先立ち、4月上旬から事前登録キャンペーンを実施したが、既に1,000名以上の登録があるそうだ。

LIVE3Sは、月額3,900円で東京都内のクラブに定額で行き放題となるサブスクリプションサービスで、入場後30分経てば別のイベントの予約ができるため、サービスに加盟しているクラブであれば制限なく何度でも入場することができる。

また、アプリの電子チケットで入場ができるので、エントランスで現金を支払う手間がかからない。今後は、フロア内でのドリンクの支払い等もアプリでできる決済システムの導入も検討しており、キャッシュレスで楽しむことができるサービスを目指しているそうだ。

定額制クラブ行き放題サービス「LIVE3S」

クラブやオーガナイザーにとっても、新規の顧客を獲得できるメリットがある。LIVE3Sが一括して集客を行うため、各種メディアや、広告への露出が可能となる他、掲載のON/OFFを簡単に切り替えることができるので、急な集客が必要となった時だけ利用することも可能だ。

また、訪日外国人をターゲットにした2,900円で7日間行き放題となる「Weekly plan」の追加も予定。アメリカでは、ライブやコンサートの行き放題サービス「Jukley Unlimited（ジュークリー・アンリミテッド）」が、10都市以上で展開しており、サービスが定着していることから、日本における「楽しみ方の一つ」として利用されることも期待されている。

さらに、6月23日に、クラブなどダンス営業の規制を緩和する改正風俗営業法が施行されることも、同サービスの拡大を後押しすることになりそうだ。

サービスを開発した3.0代表の浅原氏は、「クラブの収益化だけではなく、その周りに波及する経済効果が大きい」と語っており、日本に新しいナイトカルチャーが根付くことで、ファッション、飲食、宿泊、交通など周辺産業の活性化にも繋げていく考えだ。

今後は、各店舗の売上増加、次にインバウンド事業の可能性を模索するとともに、大阪や名古屋といった他府県へのサービス展開、また、音楽イベント、アート、お笑いなど、他のエンタメ系事業における行き放題サービスの導入を視野に入れ展開していく。

定額制クラブ行き放題サービス「LIVE3S」