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2016年ライブ市場調査、改修に伴う閉鎖などにより総売上額が前年比2.7%減〜ACPC調べ

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一般社団法人コンサートプロモーターズ協会(ACPC)は、2016年のライブ市場調査データを公開した(調査対象期間:2016年1月1日〜2016年12月31日)。

2016年の総公演数は前年同期比101.1%の29,862本、総動員数は同100.3%の4768万7760人、総売上額は同97.3%の3100億7830万円となった。

2016年は、改修に伴う閉鎖が大阪・大阪城ホール(1月7日〜3月6日)、神奈川・横浜アリーナ(1月12日〜6月30日)、埼玉・さいたまスーパーアリーナ(2月15日〜5月11日)で重なった。この閉鎖による減少分(※2015年の同期間に、各会場で実施された公演数を元にした参考値)として、3会場の合計116公演、動員数は131万2400人、市場規模は100億3430万円のマイナスが見込まれる。

アリーナ以外にも、日比谷公会堂(2016年4月より2020年まで)が改修によりクローズし、Zepp Fukuoka(5月8日閉館)シアターBRAVA!(5月29日閉館)ラフォーレミュージアム六本木(10月31日閉館)がクローズした。

国立競技場、日本青年館、渋谷公会堂の改修工事が継続する一方で、東京厚生年金会館、横浜BLITZ、SHIBUYA-AX、青山劇場、ゆうぽうとホールなど、数々のホールが閉館した影響も続いている。

上半期は590本(動員409万人)だったアリーナ公演は、下半期で925本(動員739万人)と急増しているが、スタジアム公演が前年の284本(動員979万人)より259本(動員785万人)に減少したこともあり、総売上額は前年より2.7%減となった。公演数・動員数は前年と同水準となっている。

ACPCライブ市場調査データ
http://www.acpc.or.jp/marketing/
2016年のライブ市場調査データ1

2016年のライブ市場調査データ2

コンサートプロモーターズ協会(A.C.P.C.)