スペシャ、平成29年3月期連結決算を発表
スペースシャワーネットワークは4月28日、平成29年3月期連結決算を発表した。
売上高は14,799,568千円と前年同期比1,903,388千円増(同円14.8%増)、営業利益は588,540千円と前年同期比469,688千円増(同395.2%増)、経常利益は626,643千円と前年同期比489,950千円増(同358.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は349,603千円と前年同期比292,191千円増(同508.9%増)と、増収増益となった。
セグメント別の業績は以下の通り。
メディア・コンテンツ セグメントは、音楽チャンネルの運営を中心に関連イベントやコンテンツプロデュースを展開するSPACE SHOWER TV事業、アーティストマネジメントからレーベル及びディストリビューションまでアーティストビジネスを360度展開するSPACE SHOWER MUSIC事業、音楽周辺のポップカルチャー領域を開拓するSPACE SHOWER ENTERTAINMENT事業並びにデジタルサービス分野の推進・開拓をめざすSPACE SHOWER DIGITAL事業の主に4つの事業ユニットを中心として、各事業分野の成長施策の推進にあたっている。
SPACE SHOWER TV事業においては、有料放送におけるスカパー!サービスの加入世帯数は減少傾向にあるものの、スペースシャワーTV配分単価が前年同期比で上昇したことにより、売上を拡大した。
SPACE SHOWER MUSIC事業においては、2016年12月末日で専属マネジメント契約を満了したゲスの極み乙女。とindigo la Endについて、主に契約満了に伴う商品在庫の調整等を行ったことによる一時費用が発生したものの、人気を拡大させつつあるSuchmosの売上が大きく伸長したことなどにより、売上高、経常利益ともに前年同期を大きく上回った。
SPACE SHOWER ENTERTAINMENT事業においては、前連結会計年度に連結子会社化したインフィニアの運営するコンセプトカフェ「@ほぉ〜むカフェ」の集客が堅調に推移し、売上高、経常利益ともに、前年同期を大きく上回った。
この結果、同セグメントの売上高は13,393,473千円と前年同期比2,134,322千円増(同19.0%増)となり、経常利益(セグメント利益)についても558,317千円と前年同期比484,874千円増(同660.2%増)と増収増益となった。
映像制作セグメントは、ミュージックビデオ制作やライブ映像制作、CM制作の大型案件の受注が前年同期比で減少したことなどにより、売上高は1,406,094千円と前年同期比230,934千円減(同14.1%減)となり、経常利益(セグメント利益)は72,968千円と前年同期比20,445千円減(同21.9%減)となった。
同社は次期の見通しとして、「平成30年3月期は、SPACE SHOWER TV事業における放送設備の更新費用や、デジタル動画配信プラットフォームに向けたコンテンツ供給に伴う権利費用の増加、SPACE SHOWER MUSIC事業における自社マネジメントアーティストによるCD発売タイトル数が減少すること等により、同連結会計年度比で減収減益を見込んでいる」としている。
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