ハイレゾ音源大賞2017年6月度セレクターはDJやつい、秦 基博のベスト盤ほか大賞候補6作品を発表
ハイレゾ音源配信6サイト連合企画「ハイレゾ音源大賞」の6月度大賞候補6作品が発表された。今月のセレクターは、DJやついいちろう(エレキコミック)が担当する。
発表された推薦作品は、CAN「The Singles」(mysound推薦)、DJ KRUSH「軌跡」(OTOTOY推薦)、秦 基博「All Time Best ハタモトヒロ」(レコチョク推薦)、反田恭平「月の光〜リサイタル・ピース第1集」(e-onkyo music推薦)、ザック・ギル「Life In The Multiverse」(groovers推薦)、MONDO GROSSO「何度でも新しく生まれる」(mora推薦)の6作品。
6月30日に大賞結果が発表される。
ハイレゾ大賞
http://hi-res-award.com
mysound 推薦作品
CAN「The Singles」(44.1kHz/24bit)
2017年6月16日(金)配信
レーベル:Mute
配信URL:http://mysound.jp/hires-album/165109/
推薦コメント
革新的な音楽を生み出し続けたクラウト・ロックの巨星、CANの初のシングル・コレクション。代表曲からレア曲まで、シングル・ヴァージョン23曲がほぼリリース順に収録され、バンドの歴史を辿ることができるこの作品には、待望のハイレゾ盤も登場。結成から50年近く経ってなお古さを全く感じさせない楽曲にも驚かされますが、ハイレゾでは各パートの輪郭がより鮮明になり、目の前で演奏が繰り広げられているような臨場感があります。中でも、ダモ鈴木をヴォーカルに据えた初〜中期の楽曲から、音場を広く使って目まぐるしく各パートが出入りするサウンドが心地良い「Turtles Have Short Legs」(トラック5)、ダイナミックな音の強弱と、そこに絡むダモ鈴木のヴォーカルに圧倒される「VITAMIN C」(トラック7)は、特にハイレゾで聴く醍醐味を味わうことができてオススメです。
OTOTOY 推薦作品
DJ KRUSH「軌跡」(48kHz/24bit)
2017年6月7日(水)配信
レーベル:ES・U・ES CORPORATION
配信URL:http://ototoy.jp/_/default/p/75763
推薦コメント
ひさびさ(11年ぶり!)のアルバム・リリースとなった2015年の「Butterfly Effect」から、2年、早くもDJ KRUSHが新作をハイレゾでリリースする。今回はなんと日本語ラップ・アルバム。その名前は「軌跡」。KRUSH POSSEとして、日本語ラップ・シーンのそのスタートにいながら、これまで少しばかり日本語ラップのシーンとは距離感のあった感のあるDJ KRUSHがソロ活動25周年の節目の年に、日本のラッパーたちをフィーチャーしたアルバムをリリースしたのだ。参加メンツは、R-指定、OMSB、志人、5lack、チプルソ、Meiso、RINO LATINA II、呂布カルマと、件のラップ・バトル番組を騒がす若手から、ベテランまで多様なスタイルのラッパーが集まっている。OTOTOYでは本作をハイレゾ配信するとともに、DJ KRUSH本人へのインタヴューを掲載。そのラッパーとの音のやりとり、そしてビートの濃密な表現はぜひともハイレゾで楽しむことでそのおもしろさは何倍にも増す
レコチョク 推薦作品
秦 基博 「All Time Best ハタモトヒロ」(48kHz/24bit)
2017年6月14日(水)配信
レーベル:Universal Music LLC
配信URL:http://recochoku.jp/album/A1007421013/
推薦コメント
洗練されたリズムと和音で構成されている秦 基博の楽曲には、ちょっと大人なAOR感が漂う。質の高いナチュラルな録音からも、若者だけに向けた音楽ではないことがよくわかる。だからこそ、彼の作品はハイレゾで聴いてほしい。繊細なリズムのグルーヴと豊かな倍音の響きをバックに彼の歌を聴いていると、聴きなれた名曲たちにも全く新しい世界が聴こえてくるから不思議だ。やはり、アダルト・コンテンポラリーなサウンドにはハイレゾが似合う!
e-onkyo music 推薦作品
反田恭平「月の光〜リサイタル・ピース第1集」(96kHz/24bit)
2017年6月21日(水)配信
レーベル:DENON
配信URL:http://www.e-onkyo.com/music/album/cokm40122/
推薦コメント
2015年に鮮烈なデビューを果たした若き革命児。ピアニスト、反田恭平によるニューアルバム。今夏行われるツアーと連動した作品で、ツアーにて演奏される予定のラヴェルやドビュッシー、そしてショパンによる楽曲を収録。若さゆえ大胆さにフォーカスされる事が多いが、今作ではさらに磨きのかかった美麗な演奏が特に印象的です。
groovers推薦作品
ザック・ギル「Life In The Multiverse」(44kHz/24bit)
2017年6月2日(金)配信
レーベル:Universal Music LLC
配信URL:http://www.groovers.co.jp/mqs/album/detail/LOT61je
推薦コメント
ジャック・ジョンソン、ベン・ハーパー、Gラヴ系サウンドが好きな方は必聴!
ジャック・ジョンソンのバック・バンドを経て、ジャック・ジョンソンが運営するレーベル“Brushfire Records”からソロ・アルバム第2弾をリリース。
本作は前半と後半の2部構成となっており、前半ではシンセサイザーや打ち込みを用いて、ポップでグルーヴ感満載のサウンドに仕上がっている。そして後半はメロウで落ち着きのあるアコースティック・サウンドを聴かせてくれる。ザックのエモーショナルでスモーキーなヴォーカルと、正にそこでジャムっているようなバンドの演奏は、ライブ感のような空気を運んでくれる。2017年の夏を心地よく過ごすためのオーガニック・サウンドをお探しの方は是非この1枚。
mora 推薦作品
MONDO GROSSO「何度でも新しく生まれる」(88.2kHz/24bit)
2017年6月6日(火)配信
レーベル:cutting edge
配信URL:http://mora.jp/package/43000002/ANTCD-22728_F/?cpid=hiresaward
推薦コメント
大沢伸一のプロジェクト、MONDO GROSSOの14年ぶりのアルバムとなった本作。bird、UA、満島ひかり、齋藤飛鳥(乃木坂46)、といったゲストヴォーカリスト、作詞家に谷中敦(TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA)、宮沢和史、Tica・αといった才能を迎え、MONDO GROSSO初の試みとして全曲日本語歌詞で挑んだ大作となりました。大沢伸一曰く、制作途中のコンプレッションなどプロセッシングを極力排したとのことで、結果としてボーカルからオケに至るまで細部まで見通しが良く、心地良い自然な奥行きや広がりを感じることができます。マスタリングは数々のグラミー受賞歴を持つ巨匠ハーブ・パワーズが手掛けています。
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