ビルボードジャパンチャート7/3付およびRADIO ON AIR DATA 6/19〜6/25発表

音楽サイト「Billboard JAPAN」を運営する阪神コンテンツリンクおよびプランテックは、プランテック提供による7月3日付ビルボードジャパンチャート Hot 100、Hot Animation、Hot Overseas（集計期間：2017年6月19日〜2017年6月25日）および2017年6月19日〜2017年6月25日のRADIO ON AIR DATAを発表した。
 

米津玄師「ピースサイン」がダウンロード他で逆転、ジャニーズWESTとアンジュルムを抑え総合首位獲得 TWICEがHOT100に5曲チャート・イン

日テレ系TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」OP、米津玄師「ピースサイン」がラジオ1位、シングル3位、ダウンロード1位、ルックアップ2位、Twitter5位、動画再生3位と、各指標で高ポイントをマークし、JAPAN HOT100総合首位を獲得した。

ジャニーズWEST「おーさか☆愛・EYE・哀」は148,695枚を売り上げたものの、ダウンロードや動画など他指標で覆され、シングル・ポイントの大差を守りきることが出来なかった。アンジュルム「愛さえあればなんにもいらない」もまた、シングル・ポイントでは米津玄師をかろうじて上回ったが、他指標が奮わず総合3位となった。

いよいよパッケージ・リリースを今週に迎えるTWICEのチャート・アクションが慌しくなってきた。100位圏内に「TT」（5位）「SIGNAL」（12位）「Like OOH-AHH」（53位）「KNOCK KNOCK」（89位）「CHEER UP」（95位）の5曲を送り込み、それぞれがストリーミングと動画再生でのポイントが大きく、特に動画再生では5曲とも20位以内となっており、これがフィジカルにどのような結果をもたらすこととなるか、次週に注目だ。

映画『メアリと魔女の花』主題歌、SEKAI NO OWARI新曲「RAIN」がラジオ32位、ダウンロード2位、Twitter15位、ストリーミング25位となり、総合9位に初登場した。こちらもメディア露出が増えていて、それがデジタル領域に影響しポイント上昇という展開で、これが7月5日に発売されるシングルにどのように影響するか、こちらも注目だ。
 

米津玄師「ピースサイン」がアニメチャート堂々の首位、セカオワは初登場3位でヒットの兆し

TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」のオープニングテーマに起用されている米津玄師の「ピースサイン」が、今週の“JAPAN Hot Animation”で首位に輝いた。

「ピースサイン」は、リリースに先駆けて公開されたミュージックビデオの再生回数がYoutubeにて24時間で100万回再生を突破し、Twitterでも話題となったことが起因して、前々週の同チャートでセールスポイントがないにも関わらず2位を記録。

先週は4位にランクダウンしたものの、リリース後初の集計となった今回の結果では、セールス、ルックアップ、ラジオの再生回数、動画の再生回数、ダウンロード、Twitterの6指標で1位を獲得し、2位以下を大きく引き離した。

また、NHK総合「3月のライオン」エンディングである米津の楽曲「orion」が、先週の17位から今週11位にジャンプアップ。この曲もリリース前から動画の再生回数が牽引する形で上位にチャートインし、その後も現在に至るまで21週連続でTOP20入りを果たしている。

このことから、「ピースサイン」も楽曲の話題性とセールスやダウンロードへの波及を見れば、「orion」に続くロングヒットの可能性が大いに考えられる。

そして、注目したいのが3位の映画『メアリと魔女の花』主題歌でSEKAI NO OWARIの「RAIN」。

『メアリと魔女の花』は7月8日に公開を控える米林宏昌監督の最新作で、「RAIN」はその映画の世界観に寄り添って書き下ろされた楽曲だ。まだリリースされてはいないが、ダウンロードとストリーミングが2位、ラジオの再生回数が3位ということですでに耳にしているリスナーは多いだろう。

また、テレビ東京「テレ東音楽祭 2017」や日本テレビ「THE MUSIC DAY」をはじめアーティストのメディア露出が増えることから、今後どんどん他の指標にも反映していくことが予想される。来週以降、どのようにチャートを賑わせていってくれるかに注目したい。
 

TOP5不動の洋楽チャート、エド・シーランが7週目首位

先週Billboard JAPAN洋楽チャート“Hot Overseas”首位に返り咲いたエド・シーラン「シェイプ・オブ・ユー」が再びNo.1をキープした。

2位「ダーティ・ワーク」オースティン・マホーンと600ポイント以上の差をつけ、7週目の首位を手にした「シェイプ・オブ・ユー」は、引き続き動画再生回数とストリーミングの2指標で大健闘しており、ライトなファン層が聴き続けていることでロング・ヒットにつながっている。

今年の年間チャート1位は「シェイプ・オブ・ユー」と通算15週No.1をマークした「ダーティ・ワーク」の一騎打ちとなりそうだ。

5位までは先週と変わらぬ順位だが、7位にはカルヴィン・ハリスの「フィールズfeat.ファレル・ウィリアムス、ケイティ・ペリー＆ビッグ・ショーン」が初エントリー。

今週唯一のTOP20初登場曲となった。ファレルとケイティというビッグ・スターが参加した同曲はエアプレイで大量のポイントを稼ぎ、TOP10デビューを果たした。

昨日、4者が参加したミュージック・ビデオが公開され、今週末には同曲が収録されるカルヴィン・ハリスの最新作『ファンク・ウェーヴ・バウンシズ Vol.1』がリリースされることもあり、来週はさらに順位を上げてくることが予想される。

ラジオ、CSオンエアモニタリング（エアモニ）
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