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2016年ライブ・エンタテインメント市場は微減となるも高水準を維持 ー ぴあ総研発表

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ぴあ総研が、2016年のライブ・エンタテインメント市場規模の調査結果(確定値)を公表した。

2016年のライブ・エンタテインメント市場規模は、好調だった前年から2.0%減の5,015億円と推計される。ここ数年間、活況が続いていたライブ・エンタテインメント市場だが、5年振りに前年を割り込んた。

音楽・ステージいずれの分野においても、公演回数は全体として増加しており依然として活発だが、特に音楽ジャンルにおいて、首都圏を中心にライブ会場が不足する「2016年問題」が浮き彫りになる結果となっている。

とはいえ、音楽ジャンルにおいては、動員1人当たりの単価が上昇したことで、市場規模の減少は比較的軽微に止まった。

 

ぴあ総研 2016年ライブ・エンタテインメント市場規模

セグメント別では、「音楽市場規模」が3,372億円、前年比1.0%減と推計され、過去最高を記録した前年からほぼ横ばいの推移となった。公演回数は小規模会場での増加に牽引されて全体としては増加したものの、会場収容人数1万人以上の大規模会場での公演回数の減少が響き、動員数と市場規模が前年割れとなった。

「ステージ市場規模」は、前年比4.2%減の1,643億円と推計される。ステージ市場を構成する、1)ミュージカル、2)演劇、3)歌舞伎/能・狂言、4)お笑い/寄席・演芸、5)バレエ/ダンス、6)パフォーマンスほかのうち、前年割れとなったのは「ミュージカル」と「歌舞伎/能・狂言」の2ジャンルで、会場収容人数1千人以上の会場における公演回数減少が影響している。

なお、2016年の市場調査の詳細分析については、ぴあ総研より「2017 ライブ・エンタテインメント白書」としてまとめて、9月15日に発行される予定(電子書籍版は10月上旬予定)。

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