Billboard JAPANチャート9/25付およびRADIO ON AIR DATA 9/11〜9/17発表

音楽サイト「Billboard JAPAN」を運営する阪神コンテンツリンクおよびプランテックは、プランテック提供による9月25日付ビルボードジャパンチャート Hot 100、Hot Animation、Hot Overseas（集計期間：2017年9月11日〜2017年9月17日）および2017年9月11日〜2017年9月17日のRADIO ON AIR DATAを発表した。
 

福山雅治「聖域」、DAOKO×米津玄師「打上花火」を抑え総合首位獲得

今週はシングル・セールスが全体的に低調な、まれに見る1週間だった。そのなかでも気を吐いたのは、テレ朝系日木曜ドラマ「黒革の手帖」主題歌の福山雅治「聖域」。初週累計57,982枚とシングル・セールス1位、ルックアップ2位、ラジオ4位、Twitter15位とポイントを重ね、僅差でDAOKO×米津玄師「打上花火」を抑えて“JAPAN HOT100”総合首位となった。

一方の「打上花火」は、5週連続でダウンロード1位、ストリーミング1位、動画再生1位となり、3週連続で総合2位を守り続けている。

シングル・セールスが全体的に低調なため、デジタル領域で強い楽曲が軒並み順位を上げている。なかでもエド・シーラン「シェイプ・オブ・ユー」が前週5位からひとつ順位を上げて総合4位となった。アルバム「÷（ディバイド）」もダウンロード8位とロング・セールスを続け、そのリード曲「シェイプ・オブ・ユー」はストリーミング2位を久しく守り続け、動画再生数も200万回以上を5週連続で超え続ける好調ぶりを見せている。

今週ラジオ1位となったのは、映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』主題歌の山下達郎「REBORN」。劇中で門脇麦演じる“セリ”が歌う「REBORN」も併せて収録されたシングルが7位、ダウンロード14位、ルックアップ15位となり、これにラジオ1位のポイントが加わって総合5位にジャンプ・アップしている。
 

「打上花火」「ピースサイン」、米津参加楽曲がアニメ・チャートTOP2独占

DAOKO×米津玄師の「打上花火」（映画『打ち上げ花火、下から見るか？横から見るか？』主題歌）が今週の“JAPAN Hot Animation”で初登場から6週連続となる首位を獲得し、止まらない勢いを見せつけた。

ダウンロード、動画の再生回数、ストリーミングの指標では今週も断トツのポイントを獲得し首位、さらにエアプレイとルックアップでも2位以下との差は縮まってきているものの安定したポイントをキープ。2016年からのロング・ヒットとなっているRADWIMPS「前前前世」（映画「君の名は。」主題歌）は同チャートで最高8週連続で首位を獲得しており、「打上花火」の連続首位記録はこれに迫っている。

また、米津玄師「ピースサイン」（TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」OP）は先週よりランクを上げて今週2位にチャート・イン。米津が11月にアルバムリリースを発表したこともありTwitterで1位、動画では2位、ダウンロードでは3位と高ポイントをマーク。「打上花火」「ピースサイン」と米津の参加楽曲がTOP2を独占した今週の結果は、米津が得意とするデジタル領域での勢いが持続していることが大きな要因となっていると言える。

今週の同チャート8位に初登場でチャート・インしたのは尾崎裕哉の「Glory Days」（映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』主題歌）CDリリースに先駆けて解禁されたダウンロードで2位を獲得しており、次週以降他の指標に波及していくのか動向を追っていきたい。
 

エド・シーランが洋楽チャート18週目の首位、サム・スミス＆ベックがTOP20初登場

先週、Billboard JAPAN洋楽チャート“Hot Overseas”1位に返り咲いたエド・シーランの「シェイプ・オブ・ユー」が再びチャートを制し、通算18週目の首位を獲得した。

100ポイントダウンとなったが、いまだに4000ポイント台をキープし続けている「シェイプ・オブ・ユー」。Twitter指標では、ザ・チェインスモーカーズの「クローサーfeat.ホールジー」に首位を奪われてしまったが、依然とデジタル・セールス、動画再生回数、ストリーミングでは洋楽勢トップとなっている。

今週3位にランクアップし、初TOP3入りしたのはカーリー・レイ・ジェプセンの「カット・トゥ・ザ・フィーリング」。先週、同曲が収録されたEPのプロモーションにために来日していたことや同曲が起用されたCMのオンエアを受け、デジタル・セールスやエアプレイ・ポイントが上昇中で、公開されたばかりのミュージックビデオのポイントが加われば、来週は引き続きTOP3にランクインする可能性大だ。

9位に初登場した、サム・スミスによる待望の新曲「トゥー・グッド・アット・グッバイズ〜さよならに慣れすぎて」は、洋楽勢5位となったエアプレイを軸に、好スタートとなった。この季節にピッタリのバラードということもあり、これからジワジワと記録を伸ばすことが予想される。

今週もう1曲のTOP20初登場曲は、17位のベック「アップ・オール・ナイト」。来月リリースされるニュー・アルバム「カラーズ」収録曲で、エアプレイ・ポイント（洋楽勢2位）を大量に稼いでのエントリーとなった。