Billboard JAPANチャート10/16付およびRADIO ON AIR DATA 10/2〜10/8発表

音楽サイト「Billboard JAPAN」を運営する阪神コンテンツリンクおよびプランテックは、プランテック提供による10月16日付Billboard JAPANチャート（集計期間：2017年10月2日〜2017年10月8日）、および2017年10月2日〜2017年10月8日のRADIO ON AIR DATAを発表した。
 

モーニング娘。’17「邪魔しないで Here We Go!」、Sexy Zoneを抑えて初の総合首位獲得

モーニング娘。通算64枚目、12月の日本武道館公演でグループを卒業する工藤遥のラスト・シングルとなるモーニング娘。’17「邪魔しないで Here We Go!」が、178,024枚を売り上げてシングル1位となり、ラジオ94位、ルックアップ7位、Twitter14位、ダウンロード16位と、主にフィジカル領域でのポイントを積み上げ、自身初の“JAPAN HOT100”総合首位を獲得した。

今回のシングルは「邪魔しないで Here We Go！／弩級のゴーサイン／若いんだし！」のトリプルA面シングルとなっており、3曲を合計すればTwitter6位と、コア・ファンを中心として本作の注目度が高かったことが分かる。

約2千ポイントの僅差で総合2位となったSexy Zone「ぎゅっと」は、115,187枚を売り上げてシングル2位となり、他指標でもラジオ21位、ルックアップ1位、Twitter1位と高いポイントを積み上げたものの、モー娘。とのシングル・ポイント差を覆すにはあと一歩足りなかった。

今年度“JAPAN HOT100”の台風の目となっている米津玄師。DAOKOとの「打上花火」を含めて、今週は100位圏内に6曲を送り込んでいる。それらはダウンロード、Twitter、動画再生によるポイントが大きな割合を占め、デジタル領域で確実にシェアを拡げ、ファン層の拡大が進んでいる。今後も菅田将暉とのタッグや、ニュー・アルバムのリリースなどで注目を集めることは間違いなく、引き続きそのチャート・アクションに注目だ。
 

Hi-STANDARD「THE GIFT」が総合アルバム首位CDセールスとルックアップで2冠

2017年10月16日付の総合アルバム・チャート“Hot Albums”では、Hi-STANDARDの約18年ぶりとなるフルアルバム「THE GIFT」が総合首位を獲得した。

7月に突如現れた街頭看板により、そのリリースがアナウンスされた本作。その後も表題曲の巨大なバンド・スコア掲出、「AIR JAM 2000」のDVD同時発売決定など、事前プロモ―ジョンが大いに話題を呼んだこともあり、初週累計で128,158枚を売り上げたCDセールスが1位。それに伴い、CDの読み取り回数をもとにしたルックアップも1位。ダウンロード配信は10月25日からスタートするのでいまのところブランクだが、前述の2冠が大きなポイントとなり、総合アルバムでも大差で首位に立っている。配信開始後のチャート・アクションにも要注目だ。

総合2位に入ったのは、NMB48山本彩の2ndアルバム「identity」。前作「Rainbow」から引き続き、プロデュースを亀田誠治が担当している。CDを初週累計で38,449枚売り上げてこの部門2位に。その他、ダウンロードが1921ユニットで5位、ルックアップが10位と、全指標で好記録をマークしている。2016年11月7日の“Hot Albums”で初登場4位を記録した前作から順位を2つ上げてのチャート・デビューとなった。

続く総合3位には「A3! BLOOMING SPRING EP」、総合4位には「A3! BLOOMING SUMMER EP」と、アプリ・ゲーム「A3！」からのミニ・アルバム2作品がチャート・イン。共にCDセールスとルックアップが好調で、フィジカル領域の強さが窺える。そして、前週総合アルバム首位だったアリアナ・グランデ「ザ・ベスト」は、11,283枚を売り上げたCDセールスが5位、3101ユニットを稼いだダウンロードが1位と、セールス方面で高い順位を維持、今週は総合5位に収まった。
 

DAOKO×米津玄師「打上花火」、ついに「前前前世」のアニメ・チャート連続首位記録を破る

今週の“JAPAN Hot Animation”で、DAOKO×米津玄師の「打上花火」（映画『打ち上げ花火、下から見るか？横から見るか？』主題歌）が初登場から9週連続となる首位を獲得し、RADWIMPS「前前前世」（映画「君の名は。」主題歌）の同チャート連続首位記録を破った。

「打上花火」は今週もルックアップ、動画の再生回数、ストリーミングの3指標で首位をキープ。そのほか、ダウンロードは2位、ラジオの再生回数は4位、Twitterは5位、セールスは6位と勢いに落ち着きを見せ始めたものの、未だにチャートを構成する全指標がTOP10に健在となっている。

そして、登場以来デジタル領域で強さを見せる「打上花火」だったが、初めて同曲を抑えてダウンロード・ポイントで1位を獲得したのが総合4位にチャート・インしたLiSAの「ASH」（テレビアニメ『Fate/Apocrypha』OP）。「ASH」はほかにラジオで5位、Twitterで3位に入っており、先週から総合順位では1ランクダウンしたものの、1か月以上先に予定しているパッケージのリリースに先駆けてじわじわとチャートを賑わせはじめている。来週以降もチャート・アクションに注目していきたい。

そして、TVアニメ「ドラゴンボール超」の10月度エンディング・テーマに起用されている、ROTTENGRAFFTYの「70cm四方の窓辺」が同チャート初登場で7位にチャート・インし、ラジオとセールスで3位、Twitterで4位、ルックアップで5位を獲得している。
 

LiSA「ASH」がDLソング初No.1、DAOKO×米津玄師＆アリアナ首位キープ

2017年10月16日付（10月11日発表）のBillboard JAPANのダウンロード・ソング・チャート“Download Songs”でLiSAの「ASH」が初の首位を獲得し、ダウンロード・アルバム・チャート“Download Albums”でアリアナ・グランデの「ザ・ベスト」、そしてストリーミング・チャート“Streaming Songs”ではDAOKO×米津玄師の「打上花火」が1位をキープした。

先週公表が始まった前記の3チャート。10月1日に配信がスタートし、先週“Download Songs”4位だったLiSAの「ASH」は今週700近いポイントを積み上げ首位に、一方先週1位の安室奈美恵「Hero」は5位へランクダウンとなった。3位には、椎名林檎の「おいしい季節」が初登場。

2011年に制作された栗山千明への提供曲をセルフカバーしたこの曲は、「明治 ザ・チョコレート」のTVCMに起用されており、配信と同時にCMのオンエアがスタートしたことでTOP3にエントリーした。さらには、8位にJUJUの「いいわけ」、9位にEXILE TAKAHIRO「Eternal Love」と3曲がTOP10に初登場した。

“Download Songs”2位にランワンクアップしたDAOKO×米津玄師の「打上花火」は、ストリーミング・チャート“Streaming Songs”でも好調で1位をキープ。TOP10圏内で大きな動きはないが、先週15位だったアリアナ・グランデの「ブレイク・フリーfeat.ゼッド」が、同曲が収録されたベスト盤「ザ・ベスト」のヒットにより10位までランクをあげている。「ザ・ベスト」は、ダウンロード・アルバム・チャート“Download Albums”で首位をキープしている。

“Download Albums”2位に初登場したのはSKY-HIによるデジタル・アルバム「Marble」。海外公演を含む「SKY-HI Round A Ground 2017」に先駆け配信され、新曲2曲とライブでお馴染みの8曲を収録した作品となっている。

7位には、リアム・ギャラガーの初ソロ作「アズ・ユー・ワー」が初エントリー。フィジカル・セールスを含む複合アルバム・チャート“Hot Albums”では9位とまずまずな滑り出しとなり、今週“Download Albums”TOP10に初登場した5作の内、唯一の“Hot Albums”TOP10入りを果たした。

チャート一覧
 

ラジオ、CSオンエアモニタリング（エアモニ）
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