レコ協 2017年CDレンタル店調査公表、CD・DVDレンタル以外のサービス拡大続く
日本レコード協会は、2017年のCDレンタル店の実態調査を実施した。
この「CDレンタル店調査報告書」は、2017年4月1日〜6月30日の期間、日本レコード協会調査員が全国のCDレンタル店900店を対象に訪店調査(店舗規模・業態を勘案したサンプル調査方式)した結果をまとめたもの。
その結果によると、1店舗あたりの平均在庫枚数は、前年比1.9%増の20,866枚となった。また、1店舗あたりの在庫枚数が15,000枚以上の大型店の比率は66.9%(前年比1.7%減)に減少し、大型在庫店の比率拡大は一段落した模様だ。
1店舗あたりの店舗面積は前年比3.7%増の904平方メートル、その内訳はCDレンタルが78平方メートル、DVDレンタルが318平方メートルとほぼ前年並みの一方、その他が前年比6.5%増の507平方メートルとなり、CDレンタル店におけるCDやDVDのレンタル以外の書籍・コミックのレンタル・販売等のサービスの拡大傾向が続いている。
なお、全国のCDレンタル店舗数は、1989年末の6,213店をピークに減少傾向にあり、今年も前年比2.6%減の2,184店となった。
同調査の概要は日本レコード協会機関誌10月号およびウェブサイトに掲載されている。詳細報告書の入手は日本レコード協会 広報部まで。