ソニーミュージック主催「AI MEET UP」開催、AI×キャラクター・ビジネスの展望をトークセッション
10月23日、ソニーミュージックが主催するAI(人工知能)を活用したコンテンツ表現×キャラクタービジネスにおける未来の可能性を探るセミナー「AI MEET UP」が開催された。
本イベントではAI分野の第一人者を招き、最新のトレンドにも触れながら、AIの技術競争の次に来るコンテンツビジネスを探るトークセッションが展開された。
まずは、AI開発者・三宅陽一郎氏から最新著書『なぜ人工知能は人と会話ができるのか(マイナビ新書)』をベースにAIの歴史、スキーム、海外事例などを紹介。
続いて、三宅氏を含め、言語理解研究所(ILU)代表・結束雅雪氏、対話型AIサービス「PROJECT Samantha」の開発・運営を行うソニーミュージック グループ・井上敦史氏、松平恒幸氏の4名が登壇し、AIを活用したエンタメ・ビジネスにおけるソニーミュージックの事例、将来へのビジョンの展望が語られた。
「PROJECT Samantha」は、“日本語コミュニケーション”に特化した対話型人工知能で、アニメ・マンガ、映画など全てのキャラクターAIとのコミュニケーションの実現を目標としている。
本プロジェクトにて昨年夏に実施され、「第1回アニものづくりアワード」にてオリジナルコンテンツ部門の金賞を受賞したことでも話題となった人工知能「罵倒少女:素子」や、アニメ「魔法科高校の劣等生」司波達也・深雪姉妹をAI化したプロジェクト事例を紹介。
そして、「ソードアート・オンライン」のヒロインキャラクター・アスナに起こしてもらえる音声対話型秘書アプリ「めざましマネージャーアスナ」、音声でサポートしてくれる「アシスタント」機能を搭載したソニーモバイル「Xperia Ear」とコラボレーションした、アニメキャラクターとの“対話型インターフェース”の実施例も紹介された。
最後にはパネル・ディスカッションに移り、AI×キャラクター・ビジネスの今後の展望に寄せたトークセッションを展開。質疑応答の時間も設け、参加者とのAI×キャラクター・ビジネスの可能性を探る討論も行われイベントは終了した。
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