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ヤマハ、2018年3月期第2四半期連結業績を発表

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ヤマハは11月1日、2018年3月期第2四半期連結業績を発表した。

2017年3月期第2四半期累計の売上高は、前年同期に対し106億円(5.3%)増加の2,098億円となった。なお、為替影響は80億円。損益については、営業利益は7億円(2.9%)減少の239億円、経常利益は2億円(1.0%)増加の247億円となった。また、前年同期に繰延税金資産136億円を計上していたことから、親会社株主に帰属する当期純利益は76億円(27.8%)減少の196億円となった。なお、営業利益への為替影響は△13億円となっている。

事業セグメント別の売上高・営業損益の状況は以下の通り。

楽器事業の売上高は、前年同期に対し52億円の為替影響も含め、57億円(4.4%)増加の1,342億円となった。営業利益は、△11億円の為替影響のほか、一時的な経費の発生等により、22億円(11.5%)減少の166億円となった。

アコースティックピアノおよびデジタルピアノが、中国での2桁成長が全体を牽引し増収。ポータブルキーボードが、デジタルピアノへの買い上がりもあり、伸び悩んだ。管楽器は日本および中国での販売が好調だったほか、ギターも中国をはじめとするアジア地域で売上げを伸ばした。

音響機器事業の売上高は、前年同期に対し27億円の為替影響も含め、46億円(8.6%)増加の576億円となった。営業利益は、△2億円の為替影響を吸収し、3億円(7.1%)増加の52億円となった。

オーディオ機器が全体的に堅調に推移したほか、PA機器は中国をはじめとする新興国での販売が好調だった。ICT(情報通信)機器は、音声コミュニケーション機器やネットワーク機器が売上げを伸ばした。

その他の事業では、FA機器が売上げを大きく伸ばしたほか、電子部品およびゴルフ用品も好調に推移し、売上高は4億円(2.1%)増加の181億円となった。営業利益は、11億円(108.2%)増加の21億円となった。

2018年3月期 業績予想については据え置き、過去最高営業利益を予想している。

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