2017年に最も歌詞が見られたのはback number「ハッピーエンド」、アーティスト別でも3年連続の首位〜歌ネット発表

ページワンが運営する、2001年開設、国内最大級の歌詞専門サイト「歌ネット」が、PC版、スマートフォン版、合わせて約6億回の歌詞閲覧データを集計し、「2017年・歌詞閲覧年間ランキング TOP50 速報版」を発表した（集計期間：2017年1月1日〜2017年12月14日）。

今年、最も歌詞が見られた曲、2017年の年間アクセスランキング・楽曲別では、首位にback numberの「ハッピーエンド」が輝いた。さらにアーティスト別では、3年連続でback numberが首位を獲得した。

「ハッピーエンド」は、back numberが2016年11月16日にリリースした楽曲。福士蒼汰×小松菜奈の映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』主題歌として書き下ろされ、大ヒット。同曲がリリースされたのは昨年であるにも関わらず、今年の1月2日付けウィークリーから12週連続で1位を独走。そして上半期アクセスランキングでも首位を獲得した。その勢いは衰えることなく、現在は累計で300万回以上のアクセス数を記録している。

そして、楽曲別では50位以内に、back number「クリスマスソング」「花束」「瞬き」「ヒロイン」「高嶺の花子さん」「僕の名前を」「君の恋人になったら」「わたがし」「恋」、計10曲がランクイン。さらに2017年12月6日、back number楽曲はなんと、掲載されている全歌詞が歴代人気曲に認定された（※カバー曲を除く）。

これは歌ネット初の快挙。12月20日リリースの新曲「瞬き」も、すでに歴代人気曲に認定されているが、年末の音楽番組出演によって歌詞アクセスが伸び続けているため、人気はまだまだ上昇していきそうだ。

なお、今回はトップ10入りした楽曲のうち、8曲が昨年リリースされたもの。例年に比べると、2017年のヒット作が少なかったようだ。

しかしその中で、7位にC&K「Y」がランクイン。彼らは、デビュー当初から「紅白出場」を夢に掲げ、今年はすべて紅白出場のために活動をしてきた。そして、2017年6月7日に勝負曲となる「Y」をリリース。彼らは、ファンの拡散力も非常に高く、同曲はウィークリーランキングにて7週連続で1位を記録。現在はミリオンリリック目前の歴代人気曲として認定されている。

残念ながら、紅白出演は叶わなかったものの、アーティストとファンの情熱がランキングに反映された結果となった。

アーティスト別は、back numberが圧倒的な総閲覧回数で、3年連続首位に輝いた。続くRADWIMPSも、2年連続で2位にランクイン。

また、米津玄師が（14位→4位）に急上昇。楽曲別でも4位に「LOSER」がランクインしている。彼は、以前から歌詞人気の高いアーティストだったが、今年はさらなるブレイクを果たした。

とくに、楽曲別27位のDAOKO×米津玄師「打上花火」は、映画『打ち上げ花火、下から見るか？横から見るか？』の主題歌として大ヒット。さらに、11月1日発売のアルバム「BOOTLEG」に収録されている「灰色と青（+菅田将暉）」も瞬く間に歴代人気曲に認定（楽曲別19位）。現在、2018年1月からスタートの石原さとみ主演ドラマ「アンナチュラル」主題歌の起用も決定している。

今年紅白への初出場が決まったWANIMAは（15位→7位）に、SHISHAMOは圏外から22位にランクイン。どちらも、もともと歌詞人気の強かったバンドだが、楽曲がCMに起用されたことで、その存在がより一層、お茶の間に知られるところとなった。また、昨年は圏外であった欅坂46が12位に、Aimerが24位に、Mrs. GREEN APPLEが27位にランクイン。新星アーティストたちがランキングを賑わせた1年であったと言えそうだ。