ヤマハ、2018年3月期第3四半期(累計)連結決算を発表
ヤマハは2月5日、2018年3月期第3四半期の連結決算を発表した。
2018年3月期第3四半期累計(2017年4〜12月)の売上高は前年同期比204億円(6.6%)増加の3,287億円、営業利益は同41億円(11%)増加の415億円、経常利益は同40億円(10.7%)増加の416億円、親会社株主に帰属する当期純利益は11月28日に公表したヤマハ発動機株式の一部売却による投資有価証券売却益(特別利益)の計上などにより同125億円(33.7%)増加の496億円となった。
楽器事業では、アコースティックピアノおよびデジタルピアノが中国での2桁成長などにより増収となった。ポータブルキーボードは、新商品導入の効果により欧州で売上を伸ばした。管楽器は日本および北米での販売が好調だったほか、ギターも中国をはじめとするアジア地域で売上を伸ばした。
セグメント全体の売上高は前年同期に対し93億円の為替影響も含め、6.2%増の2,088億円、営業利益は同2.9%増の281億円となった。
音響事業では、オーディオ機器がすべての地域で堅調に推移したほか、PA機器は新興国での販売が好調だった。ICT(情報通信)機器は、音声コミュニケーション機器が売上を伸ばした。
セグメント全体の売上高は前年同期に対し47億円の為替影響も含め、8.6%増の923億円、営業利益は同19%増の101億円となった。
2018年3月期連結業績予想は11月28日公表時から据え置きで、営業利益と当期純利益は過去最高益となる見通しだ。