“音楽とエンタメを再定義”音楽ハッカソン「MUSIC HACK DAY Tokyo 2018」が大盛況で幕<DAY1>
音楽ハッカソン「MUSIC HACK DAY Tokyo 2018」が、2月3日・4日の2日間にわたりレコチョク、朝日新聞メディアラボ 渋谷分室にて開催された。
「MUSIC HACK DAY」は、アーティスト、デザイナー、プログラマー、デベロッパーが一斉に集い、音楽におけるデジタル時代の革新と、リエンジニアリングを模索する2日間のイベント。世界8ヵ国、13都市でも開催されているグローバルなハッカソンとなる。
想定人数を大きく上回る申し込みで、早々に募集が締め切られた本ハッカソンには、約100名の参加者が出演。3年ぶり、東京で3回目の開催となる今回は「音楽とエンターテイメントをリ・デザイン」をテーマにハックが行われた。
朝のレコチョク会場に続々と参加者が集まるなか、運営担当の伴野智樹氏から審査基準、ルール、スケジュール等がアナウンスされる。
審査基準は「完成度(デモができるか、こだわりが感じられるか)」「革新性(新しい音楽体験)」「エンタメ性(音楽の意義、エンタメの意義を失っていないか)」の3点。
また、本ハッカソンにはYAMAHAやレコチョクといった各社企業からAPI(Application Programming Interface)が提供され、ハッカソンの参加者でありながらAPIを提供するHapbeatなど、ユニークな形態での参加も。
さらに最優秀賞作品には賞金10万円、優秀賞2作品には賞金5万円。APIを使用した作品には企業賞贈呈と、参加無料のイベントにも関わらず数々の豪華賞品が用意された。
EnterTech Lab 代表取締役・審査委員長の伴幸祐氏より開会宣言が行われ「Music Hack Day TOKYO 2018」がいよいよ開幕。“24時間”という限られた時間内で、“音楽とエンタメを再定義”をテーマにどの様なハックが行われるのか、大きな期待感が膨らむなかハッカソンがスタートした。
まずは、アイスブレイクとして“音楽縛り”しりとりでキーワードを画用紙に書いていく参加者達。そのキーワードを元に、今回のプロダクトを絵として描きお互いの自己紹介が行われた。
自己紹介が終わるとAPIインプットタイムへと移り、各社企業からAPIの仕様説明と質疑応答の時間に。アイデアを画用紙に書き出し、チームビルディングが始まるとレコチョクと朝日新聞メディアラボの2つの会場に別れ、本格的にプロダクト作成がスタート。
各会場では楽器や企業から貸し出された機材が並ぶなか、果物や調理器具など音楽ハッカソンとなかなか結びつかないものまで散見された。各チームの作品制作への集中力が高まるなか作業は進んでいき「MUSIC HACK DAY Tokyo 2018」の1日目は終了。今回のハッカソンでは計20チームによる作品が生み出され、2日目の発表準備へと移っていった。
なお、2月2日の前夜祭には「エンターテック〜2018年の展望」をテーマに、ParadeAll 代表取締役・鈴木貴歩氏と伴幸祐氏によるトークセションも行われた。
<API一覧>
・YAMAHA
・Songle
・レコチョク
・Future Standard
・ROLI
・富士通
・LINE
・京セラ
・Hapbeat
・docomo
・aws
<作品一覧>
・HapTune
・ももちゃん
・つながる、みんなでわくわくおんがく
・もぐもぐっ
・ARと楽器で何か
・MY MEMORY
・otogram
・週刊ストンプ
・MYUX
・REQUEST FOR DJ
・STEMM
・家に帰るとAIスピーカーが必ずミュージカルをしています
・Basjoo
・CollecTone
・DEATH METAL MAKER
・Super音姫
・Wotamemo
・AngryBassLoad
・Music Teacher Bot
・G.X. Omlet