SMCとPCL、国内コンテンツホルダーに対するBDやDVDなどのディスク量産事業を一元化
ソニー・ミュージックコミュニケーションズ(以下、SMC)とソニーピーシーエル(以下、ソニーPCL)は、両社が国内コンテンツホルダーにサービスを提供しているBlu-ray DiscやDVDなどの映像パッケージソフト量産事業(ディスクプレス事業)について、本年4月1日付でSMCへの事業移管を行なうことで合意した。
これまで両社は、それぞれが動向や慣習に精通したマーケットにおいて最適なサービスを提供するという観点から、主にSMCは音楽会社系、ソニーPCLは映像会社系のユーザーに対する受注窓口として映像パッケージソフト量産事業を展開していた。今回のSMCへの事業移管は、ソニーグループに分散していたディスク製造に関わる受注体制を一元化し、市場動向を踏まえた生産体制を構築・強化するもの。
近年、ネットワーク配信による映像コンテンツ流通が進むなかで、映像パッケージソフトにおいては、コンテンツ制作はもとより、特典グッズや印刷物などの多様なアイテムの制作、そしてディスク製造に至る工程を通じて商品化に最適な制作体制を構築することが求められている。
今回の事業移管により、現在、ソニーPCLが行なっているディスク製造に関わる受注業務をSMCへ移管・集約し、本年4月1日以降、SMCがディスク製造の受注窓口として、副資材管理を含む顧客に対するサポートを行なう。ソニーPCLは、コンテンツ制作領域において、高品質なUltra HD Blu-ray、Blu-ray Disc、DVDのオーサリングはもとより、4K、HDR、広色域などの技術を活かしたコンテンツのニーズに対して、企画・制作に関するソリューションを提供していく。
なお、ディスク製造については、これまでと同様にソニーDADCジャパンが行う。