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ヤマハ、2018年3月期決算は6期連続の増益 過去最高利益に

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ヤマハは5月1日、2018年3月期決算を発表した。

2018年3月期の売上高は、全ての事業で販売が堅調に推移したことから、前期に対し247億円(6.1%)増の4,330億円となった。

損益については、営業利益は前期に対し45億円(10.2%)増の488億円、経常利益は43億円(9.6%)増の492億円となり、親会社に帰属する当期純利益は、77億円(16.4%)増の544億円となった。

各利益は6期連続の増益を達成し、営業利益と当期純利益は過去最高となった。

事業セグメント別の売上高・営業損益は以下の通り。

楽器事業の売上高は、前期に対し168億円(6.5%)増の2,745億円。営業利益は、25億円(7.8%)増の346億円となった。

これは、中国でのアコースティックピアノの販売が全体を牽引し、デジタルピアノの新商品が売上げを伸ばしたこと、ポータブルキーボードの欧州向け高価格帯商品や新興国の普及価格帯商品が好調だったこと、管楽器は北米での販売が堅調に推移したほか、ギターは中国および新興国での販売が伸長したことによるもの。

音響機器事業の売上高は、前期に対し63億円(5.5%)増の1,218億円となった。営業利益は、3億円(2.6%)増の107億円となった。

これは、オーディオ機器の北米および欧州での販売が堅調に推移したこと、欧州および新興国でPA機器が売上げを伸ばしたこと、国内での音声コミュニケーション機器の販売が好調だったことによるもの。

その他の事業は、売上高は、前期に対し16億円(4.5%)増の367億円となった。営業利益は、18億円(102.4%)増の35億円となった。

これは、FA機器が売上げを大きく伸ばしたほか、自動車用内装部品は、国内および北米向けの販売が伸長したことによるもの。

2019年3月期連結業績については、売上高4,420億円(前期比2.1%増)、営業利益550億円(前期比12.6%増)、経常利益550億円(前期比11.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益400億円(前期比26.4%減)を見込む。営業利益の550億円は、2018年3月期の488億円を更新する過去最高益となる。

なお、本予想における想定為替レートは、対USドル105円、対ユーロ125円としている。

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